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ラジオNIKKEI第1 毎週月曜日~木曜日 20:00~20:10

ラジオNIKKEI競馬実況アナウンサーが日替わりで登場。競馬のデイリーニュースから競馬関係者の声まで、競馬情報と愛情たっぷりの番組。

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秋雨の府中は煙って。

2017.10/17 大関 隼 記事URL

 こんばんは。大関隼です。

 先週は秋華賞。レース史上初めて重馬場での実施というのが話題になりましたが、大関が仕事をしていた東京競馬場も土日とどんよりした空、雨に祟られた週末でした。

 土曜、日曜と実況をしていたのですが、これからのシーズンの東京で気を揉むのが午後の実況時の天気。日没が早くなってくると、最終レースの頃には競馬場の場内が暗くなるので、双眼鏡で馬の判別をするのが難しくなってきます。それが「場内雨に煙る」ような日にはもう大変。馬がぼんやり見える中で馬群が凝縮すると「えっ、あの馬は何?」と悩む事も多々です。秋の京都も悪天候になると同じような現象が起きますが、直線の長さからすれば単純計算で100mくらい遠くを馬が走っている東京は、判別の難易度がやはり上がります。



(↑土曜日、最終レース後実況席から見た府中。相当暗くなります)

 日本中央競馬会競馬施行規程第68条には「競走の数は、1日につき12以内とし、日出から日没までの間に行う」とあります。ですが、先週も日没が近くなってコースの周りの照明灯も点灯されたので「日も出ていないしナイターみたいだね」という声も放送席では上がったくらいです。GIが盛り上がってくるシーズンに突入ですが、実況アナウンサーにとっては、寒さや天候との戦いも待っているシーズンでもあります。だから思うんですね。「競馬は好天に恵まれて行われるのが一番いい」と。今週末新潟に行くのですが、何とか久々に良い天気の競馬場で仕事をしたい!と願いつつキーボードを叩いています。


 ( ´-`).。oO(天気が悪いときに新潟の芝外回り実況。東京よりハードなんです)

 さて本題。今日の「競馬が好きだ!」では、今週末に組まれた3歳馬の重賞の話題をお送りします。中央競馬が3歳クラシック最終戦の菊花賞に沸く今週末の日曜、地方競馬は東西で3歳馬の「3歳秋のチャンピオンシップ」の重賞二本立て。東は盛岡で不来方賞、西は佐賀で西日本ダービーです。ダービーグランプリに向けても注目のレースをお楽しみに!

 

★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞
21日(土)OROターフスプリント(盛岡)
22日(日)不来方賞(盛岡)、西日本ダービー(第2回・佐賀)
24日(火)ゴールドウイング賞(名古屋)

秋本番を感じる重み。

2017.10/10 大関 隼 記事URL

こんばんは、大関隼です。

 10月に入り、秋の東京と京都開催が開幕。この開幕週といえば毎日王冠と京都大賞典という伝統のGIIレース。このレース名を聞けばいよいよ本格的な秋競馬、と感じる方も多いと思いますが、いやはや日曜の府中の盛り上がりは凄いものでした。

 日曜の府中でワタクシ大関前半に実況だったのですが、朝のレースから直線で上がる歓声はさながらGIの日の様で、自分の喋っている実況の声もよく聴こえないくらいの大歓声でした。入場者数は5万7756人で前年比3割以上増、この入場者数は春の大型連休中に行われたNHKマイルカップよりも多いものでした。12頭立てでもGI馬5頭という超豪華メンバーが集まっただけに、ファンの皆様にとっても、魅力的なレースだったのでしょう。

 振り返ってみれば、GIIと言えどこの秋の開幕週に組まれた毎日王冠、京都大賞典くらい「伝説」が残っているレースもなかなか無いような気がします。古くは秋の東京、京都の開幕週の日曜に同日開催だったこの2つのレース。西でスーパークリークとミスターシクレノンが後ろを千切ってのマッチレース、東でオグリキャップとイナリワンが火の出るような競り合いを見せていたのは1989年。あとはやはり1998年。西では7頭立てながらメジロブライト、シルクジャスティスという古馬2強を皐月賞馬セイウンスカイが変幻自在の逃げで封じた京都大賞典、東では9頭立てながらエルコンドルパサー、グラスワンダーのマル外4歳二強にサイレンススズカがスピードの違いを見せた毎日王冠。府中に13万人が詰めかけた「伝説の一日」ですが、ある意味「そんな凄いレースが同じ日に組まれていた」というのも、「伝説」の価値をより高めたような気もします。1日であの「重み」のあるGIIを2つ見てこそ「ああ、いよいよ秋競馬だ」という気分がより高まるとでも言ったらいいのか...。

 3日間開催が定着した10月の3連休、ジョッキーの分散を考えても、今後この2つのGIIを同じ日に、という事は難しいかもしれません。ですが、「秋競馬本番、という雰囲気を醸し出す」という意味では、毎日王冠と京都大賞典の同日開催は実によく出来た編成だったのではないか、という気がしています。GIの同日複数開催が無理でも、GIIであんなカーニバルデーを創れないものかと...と考えるって事は、ワタクシ大関も歳を取ったんでしょうね。3日間開催のメインカードが初日から「サウジアラビアロイヤルカップ→毎日王冠と京都大賞典→(JRAの施設でも買って楽しめるようになった)盛岡の南部杯」というのも良いと思いませんか?

 さて本題。今週は週半ばにもダートグレード競走があります。その、12日(木)に門別競馬場で行われる交流JpnIII=エーデルワイス賞の話題を中心に今日はお送りします。お楽しみに!

 今日の写真は毎日王冠の本馬場入場、コースに出て来たソウルスターリングをパチッと。もう歓声の音量がGIでした↓



★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞
11日(水) 瑞穂賞(門別)
12日(木) エーデルワイス賞(門別・交流JpnIII)
13日(金) 岐阜金賞(笠松)、姫山菊花賞(園田)
14日(土) 五ヶ瀬川賞(佐賀)
15日(日) ナナカマド賞(ばんえい)、若駒賞(盛岡)、黒潮菊花賞(高知)、九州大賞典(佐賀)
17日(火) 金沢シンデレラカップ(金沢)


あの1文字を入れた自分を恥じる。

2017.10/03 大関 隼 記事URL

 こんばんは、大関隼です。

 この1週間くらい前から、気持ちが張り詰めながら迎えた先週の日曜。ワタクシ大関、中山競馬場で秋のGIシリーズの開幕戦、スプリンターズステークスを実況してきました。

 勿論、これまでのGI実況3度の経験を踏まえて、出走馬の下調べ、参考レースの見直しはじっくりやって挑みました。1200mという余計な事が言えない短距離戦の中で、いかにレースの要となる部分を捉えて描写するかを考えて準備に励む事に。

 そして、久々にGIの緊張感(何度やっても胃がキリキリするんですよ、これ)に包まれて迎えたレース。ちょっと前のスプリント路線のハクサンムーンやローレルベローチェのような「徹底先行型」がいないメンバー構成、どの馬が行くのか、そして人気どころがどんな位置取りをするのかに、道中は神経を尖らせていました。

 【以下、レース中の自分の心の中】おっ、ワンスインナムーンが逃げた。フィドゥーシアは前に馬をやって先団か、ビッグアーサーもこの枠なら揉まれない位置を取ったなぁ。レッツゴードンキは...ああ、やっぱり岩田騎手はこの枠なら内ラチ沿いを絶対離さないなぁ。レッドファルクスやメラグラーナは脚をタメるのは思った通りだけど、結構後ろ。ラインミーティアは思った通りタメるだけタメて勝負、シュウジは逃げなかったけど最後方...?【ココまで】もうあっと言う間に4コーナーです。

 いざ直線。もう無我夢中でした。こういう時こそ、普段からいかに意識的に馬の脚色を見極めて、良い伸びを見せている馬と先頭争いを描写しているかが問われる局面です。最後の最後、坂を上り切ってからの攻防。前の争いは3頭に絞られた局面でしたが、自分はこんな組み立てでゴールさせていました。

 「内からワンスインナムーン、レッツゴードンキ、外から8番レッドファルクス、レッドファルクスかゴールイン!最後は接戦!」

 ...ハッキリ言って「組み立てのミス」。映像を見て頂ければ分かりますが、この3頭の中の比較で、明らかに伸びが目立っていたのはレッドファルクスで、残り距離を考えてもゴールで前2頭を差していても不思議ないような勢いでした。

 このような局面で実況はどうすべきか。実は、大阪時代に大先輩である藤田直樹さん(ディープインパクト、メジロラモーヌの三冠達成を実況した方)から「脚色を見極めて、伸びてくる馬から優先的に実況せなあかんのや。俺はそれを先輩から厳しく言われ続けたから、先輩の技を盗んで身に付けてやろうと死ぬ気で努力した」と口酸っぱく言われ続けていました。しかしワタクシ大関はそれが出来ないことが多数。つまり、その時点で先頭に立っている馬に反応して言ったがために、その馬名が出て来た頃にはその後ろからグーンと伸びた馬に先頭が変わっている(つまり、実況が嘘になっている)という失敗パターンが多かったのです。

 分かっていたのに。よりによって、GIの最後のゴール前で、自分の最大の弱さを出してしまうとは。

 レッドファルクスは去年のように、坂を上ってから最後の最後でまたギアが入って伸びる馬、という事は分かっていて、伸びているのも見えていたのに。3頭の争いになって最初に口から出て来たのが、脚色で一番勝っている(しかも差し切らんばかりの勢い)レッドファルクスではなく、先頭に立っているが内からレッツゴードンキに交わされる脚色のワンスインナムーン。もうこれで「大関は自分の課題をまたここでクリア出来なかった」と告白したに等しい訳です。

 最後に「(先頭ではないが脚色は前2頭に明らかに勝っている)外から一気にレッドファルクス(この間に、ワンスインナムーンが内からレッツゴードンキに差されて3頭から2頭へ絞れる)、内レッツゴードンキ、レッドファルクス、レッドファルクスゴールイン!最後は接戦!」と言えていれば。

 皆様も、先に文字起こしした実際の実況と比べて、どちらが実際の映像に近い表現かと考えてみてください。せめて、実際の実況の「レッドファルクスか」の「か」1文字が抜けていれば。ハッキリ言って、この「か」を言う必要は無い訳です。「最後は2頭接戦!」で、どちらとは言っていないのですから。

 「か」の1文字があるがために、あのレッドファルクスの鋭い脚色がぼやけてしまっている。映像を見ている方からすれば「どう見たってレッドファルクスが勢いで勝っていて、差していそうだったじゃないか!どうしてそんな疑問形な実況なんだよ」とお叱りを受けて当然のモノです。

 何度かGIを実況して「GIは実況するアナウンサーの普段の努力、人間としての品位、技量を問うてくる」と個人的に感じていました。終わった後に、こうして頭を抱えている以上、自分には技術も足りていないし、それ以前に人間としての甘さがあり過ぎるんでしょう。今回もGIの実況は色んな事を教えてくれました。

(実況後の塗り絵。また大量に書き込みが入ってます)



 この悔しさを忘れてはいけない。1文字でも余計な文字を削ることに拘って、その分を要となる部分に振り向ける、結果脚色も見極められるようになる。今週末からまたその気概を持って実況して来ようと思います。自分が一ファンだったころに競馬場に流れていた実況の主たる先輩方は、当たり前のようにそれを実践している方ばかりだったのですから。

 さて本題。今日3日(火)の「競馬が好きだ!」では、9日(祝・月)に盛岡競馬場で行われる交流GI=マイルチャンピオンシップ南部杯の話題を中心にお送りします。今年秋はJRAのGIが無い週でも、地方のGIが組まれていて毎週のようにGI(JpnI)を楽しめるのです。お楽しみに!

(スプリンターズSの表彰式。この段階で半分放心状態でしたが...)



【今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞】
5日(木) サンライズカップ(門別)
7日(土) 耶馬渓賞(佐賀)
8日(日) ハーベストカップ(盛岡)
8日(日) 九州ジュニアチャンピオン(未来優駿シリーズ・佐賀)
9日(月) マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI・盛岡)

 

 

色々思い出す、秋のGI開幕戦の週。

2017.09/26 大関 隼 記事URL

 こんばんは、大関です。

 あっという間に今週末で、秋の中山阪神開催も最終週。大阪勤務の頃に知り合いの記者の方と「秋の阪神(セントウルS)が始まると、もう年末まであっという間」という話をした事がありますが、実際その通りですね。おそらく今年も、ここからさらに毎週のようにGIだー、と言っているうちに、年末が来ているのでしょう。JRAのGIの谷間となる週末(10月の体育の日を含んだ3連休と、11月の文化の日を含んだ3連休)にも南部杯、JBCと交流JpnIがあるので、日本競馬でいわゆる「じーわん」と読むグレードのレースが、今週末から13週連続で行われる事になります。12月28日のホープフルS、翌日の東京大賞典をその次の週末のように扱えば、14週連続?いやはや、長く楽しめるお祭りですね。

 そして、秋の中山阪神開催最終週と言えば忘れもしない「大関が場内実況デビューした」週です。2009年10月3日土曜日の阪神1レース、アドマイヤサーフという馬が逃げ切って勝ったレースでした。それまでに何度か「ラジオの中継の中限定(場内実況は先輩がしていました)」で実況したことはありましたが、場内実況はそこがデビュー戦でした。

 相当緊張するんだろう、と覚悟はしていたものの、それは想像の域を超えていました。レース前の出走馬紹介で「自分の声が、場内に響き渡っている」という練習ではまず味わえない感覚に陥り、双眼鏡を持つ手も、足も震えっぱなし。双眼鏡で見る馬が手の震えでブレて見えていました。11頭立てのレースで、先頭から馬を追って行く時に1頭飛ばしてしまうなんて事も...。

 断然人気の馬が先頭に立ってそのまま突き放して悠々逃げ切り、という実況しやすい展開に恵まれ、何とか実況は終了。ファンファーレが鳴ってから、実況が終わるまでの記憶は、その部分だけごっそり抜け落ちたまま。我に返って当時大阪支社勤務だった中野アナに優しく「どうだった?」と聞かれても、「何が何だか分からないうちに終わってました...」と蚊の鳴くような声で答えるのがやっと、という状態でした。

 憧れだった場内実況デビューを果たして、こんなプレッシャーのかかる事を毎週コンスタントにやっている先輩は凄い、と感じるしかなかった週末。そこから丁度8年後に、GIを実況する事になっているとは何だか不思議なものです。

 という訳で、スプリンターズステークスの実況に備えて、あれこれ資料を作りながらこのブログを書いています。1200m戦ですから、余計な事を言える余裕は無いのですが、「シンプルな実況にこそ美しさが宿る」と信じて、それを出来る限り体現出来るような実況をして来たいと思います。

(↓GI実況の前にはあらかじめ作っている出走予定馬の塗り絵。これを暇さえあれば読んで口に馴染ませるのです)


 ちょうど今日で亡くなられてから10年。一度もお会いした事は無いのですが、シンプルでわかりやすく、数々の名実況を残された、日本短波放送(ラジオたんぱ)の名アナウンサー・広瀬伸一さんも、きっと厳しく見守っておられると信じて、その期待に恥じぬよう。


(↓1頭ずつこんな資料も作ります。写真は去年のエリザベス女王杯の時に作った資料)


 さて、今日26日(火)の「競馬が好きだ!」では、27日(水)に行われるJBCクラシックへの重要なステップレースであるJpnII・日本テレビ盃の展望を中心にお送りします。去年はアウォーディーが接戦を制して、続くJBCクラシック制覇につなげた一戦、今年はどうなるでしょうか。

 

たまにはこんな週末も。

2017.09/19 大関 隼 記事URL

 こんばんは、大関隼です。

 世は3連休で中央競馬は3日間開催という所で、ワタクシ大関はお休みを頂いておりました(2場開催の時には、実況アナが交替で土日の休みを取っているのです)。

 めったにない土日祝日休み、どこへ行ったかと言えば「実家」。お彼岸の墓参りにも久しく行っていないし、久々に先祖の墓前にちゃんと手を合わせて、地元でのんびりしようと考えていました。というわけで、金曜に会社で仕事を終えると、東京駅から特急ひたちに飛び乗って一路茨城へ向かったのです。

 いやあ、良いリフレッシュになりました。土曜は久々に親戚に会い、先祖の墓前に手を合わせ、家族揃って晩酌。日曜は朝から親と某緑チャンネルとradikoで弊社の競馬中継をザッピングしながら、実家で父親と馬券を買って中央競馬をたっぷり満喫。父親はPATの残高を結構増やすことに成功したらしくドヤ顔。夜は家の近くの焼肉屋に繰り出し、家族で美味しい常陸牛を食してきました。まさに「父親は偉大である」と改めて感じた週末でした。

 それで思い出したのが、20年前の年末。シルクジャスティスが勝った有馬記念の日。ちょうど今回のように、父と息子でテレビの競馬中継に釘付けになっていたのでした。有馬記念のゴール前、外から水色と赤の勝負服がぐんぐん伸びてきた瞬間、隣の父親は「差せ!差せ!!」と叫んでいました。そしてゴール前には力強く「よっしゃー!」と熱い声。聞けばシルクジャスティスから馬連2点に絞って、相手もマーベラスサンデーとエアグルーヴ。まさにドンピシャの読みでした。

 その夜、父親は突然家族を近所の家電量販店に連れて行き、その場で我が家の息子2人が欲しいな...と思っていたプレイステーションを購入。その箱には「1997年12月21日 第42回有馬記念 的中記念購入」とマジックで書きました。

 あれから20年。自分は34歳になり、父親が熱い視線を注ぐ中央競馬のレースを実況する、という立場になりました。と言っても、仕事では毎週落ち込んでばかり。今回も晩酌しながら「お前、そう言えばあの実況だけど...」と父親からそこは言い得て妙というダメ出しを食らうことになりました。

 この仕事に就くにあたって、競馬好きな父親に影響されたことは確か。しかし20年経っても、産駒が父を超えるのは難しい。そんなことを考えた、久々に「ファンとして競馬を楽しんだ週末」でした。また次の週末から、この楽しむ感覚を邪魔することなく届けられる仕事をしなくては、と気持ちを実家で新たにしたのでした。2週間後にはGIの実況も控えていますからね。

 さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、いよいよ秋本番。ダート界の大一番を見据える馬達も続々始動、20日(水)に行われるダートグレードJpnIII=オーバルスプリントの展望を中心にお送りします。お楽しみに!

 最後に、今日の写真を1枚。日曜の夜、家族で父親の祝勝会と称して常陸牛に舌鼓を。



( ´-`).。oO(無事にGI実況終わったら、また常陸牛食べに行こうかな。自分へのご褒美で)

十年一昔、とはよく言ったもの。

2017.09/12 大関 隼 記事URL

こんばんは、大関隼です。

先週は阪神へ出張でした。秋競馬開幕週、と言ってもまだまだ暑い陽気だった阪神ですが、やはり秋を迎えて、と感じるシーンは沢山あったものです。


(澄み切った青空と芝が目に鮮やかだった、日曜朝の阪神競馬場)

母ビリーヴのジャンダルムが土曜に新馬を勝ち、日曜に2鞍行われた新馬戦では父ディープインパクト、母アゼリのシルヴァンシャーと、ドリームジャーニーやオルフェーヴルの全妹にして「母オリエンタルアート最後の産駒」デルニエオールが勝ち上がり。その3頭が全て池江泰寿厩舎ということも話題になりましたし、セントウルステークスは北九州記念で前があかず不完全燃焼だったファインニードルが快勝でGIへ名乗りを上げ...と、この先の大レースに思いを馳せたくなるシーンを色々と見つつ、土日と仕事(実況と取材)をしていました。

思いを馳せる、と言えば、この秋競馬の開幕週で思い出したのが10年前。この開催から土日の競馬場に勤務として行かせて貰えるようになり、誕生日を週末の競馬場で迎えて(9月9日が日曜でした)、実況の練習を始めたのもこの週でした。

週末迫る金曜日、いよいよ実況の練習が出来るようになるという事にワクワクしながら慣れない手つきで塗り絵をこなし(最初は時間がかかるのです。6枚塗るのに今なら2時間弱の所で倍くらい)、土曜の中山競馬場の放送席で、双眼鏡を持って練習を開始...しました。確か最初は7レース、ダート1200mの500万下だったと思うのですが、「スタートしました!」と言ってみたけどその先が何も言えない。えーっと、あの馬は何だっけ?覚えたはずなのに口から出てこない。そうこうしているうちに、馬群はどんどん進んで行き、気が付いたらもうゴール前。か細い声で「ゴールイン!」と言うのがやっとでした。

聴き直してみたら言えたのは16頭のうち4、5頭くらいだったでしょうか。競馬のレースを何度も見ていたはずなのに、「馬ってこんなに速く走るのか...」と現実を思い知らされました。先輩方はどれだけ凄い事をしているんだ、こんな事が俺に出来るんだろうか、どうしよう?と頭を抱えるしかなかったのは今も鮮明に覚えています。

そこから練習をして、練習をして、ちょっとずつ馬の名前を覚える事に慣れていき、言える馬の数が増えていくことが最初は嬉しくて...という10年前の秋でした。そんな自分が10年経って、阪神で1200mの重賞を実況しているんですから不思議なモノです。

そんな秋の中山で、今年はGIスプリンターズステークスの実況をすることになりました。この「秋の中山、阪神開催の最終週」にも忘れられない出来事はあるのですが、それはその週末が近付いたらまた、という事にしましょう。初心忘るるべからず、実況デビューに向けて必死だったあの頃を思い出して、気合を入れる秋にしなくては...。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、今週の地方競馬の注目レースを中心にお送りしています。今週は大井でJBCクラシック指定競走の東京記念、もうそんな季節ですから、またあっという間に11月になっているのでしょうね。お楽しみに!

最後に写真をもう1枚。土曜の夜、梅田駅前へ行ったら、自分が大阪に住んでいた頃に見た記憶の無い「橋」が出来ていました。


( ´-`).。oO(これが○○バシと大阪駅を道を渡らずに繋ぐ、みんなが待ち望んでいた橋ですか。住んでいた頃にあったら...) 

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