お知らせ:

競馬が好きだ!

番組へのお便りはこちら
今週末は世間から1週間遅れの「私的」シルバーウイーク。こんばんは大関です。

心置きなくそれを迎えるために、3日間開催の出張はホテルで持参したPCと結構な時間向かい合っていましたが、それでもタスクはどんどんやって来るものです。ちなみに、この文章は9月21日夜、東京行きの新幹線の中でノートPCを広げて書いています。

今週末は久々に中京へ出張。JRAで無観客開催が始まった2回中京の開幕週以来だったのですが、あの当時はまさか、こんなに長いとこ無観客開催が続くなんて正直想像していませんでした。当時のこのブログを読み返してみると分かるのですが、レースの合間で場内が静か(実況中は目の前のレースに集中しなきゃいけないからそこまで気にならない)、ということが違和感の塊のような印象でした。そこから半年以上経ち、気が付けばそんなことにすら慣れてしまっているのですから、良くも悪くも慣れというのはちょっと恐ろしいものです。

例年、本場開催になる中京といえばそれは盛り上がるもので、今年などはローズS、神戸新聞杯といった三冠最終戦のトライアル戦も中京へ。さぞかし盛り上がっていたのでしょう。無観客じゃなかったら...!

先週のローズSはリアアメリアが2番手を取って早めに前を捉え、そのまま後続を完封という強い内容。2歳、3歳春シーズンには比較的後方で脚をためる競馬をしていた馬が、この秋の初戦では先行策、という新たな面、成長を見せつけての勝利でした。オークスの実況をしていて、直線でこれはと思わせるような末の伸びも見せていただけに、ポジションを取りに行けるというのは大きな武器を手に入れたと言えるでしょう。京都内回りの2000mでデアリングタクトよりも前で運べる(確率を高められた)というのは大きいはず。

日曜には中継の進行をしていたのですが、ローズSの展望の時間での解説の荒木敏宏さんの言葉には唸ってしまいました。注目馬として真っ先にリアアメリアの名前を挙げてくださったのですが、何せ「デビューの頃は体はガリガリで、言ってみれば前輪駆動で後ろ脚が入ってこない。これで本当に走れるの?と思ったくらい」。そんな未完成の状況であの衝撃的な2連勝、だったそうなのです。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズや春の二冠こそ結果が出なかったものの、丁寧な調教を重ねてのオークスには進化の兆し。そして、オークスから馬体重14キロ増で出てきたローズSにはその成長がさらに深まったと感じさせる兆しが、ぎゅっと詰まっていました。

今年の春にはオークスを実況させて貰ったのですが、同世代というカテゴリーの中でどのように各馬が進化するか、という視点を深めるのにとても役立ったような気がしています。春先の段階ではそれこそデアリングタクトが二枚くらい抜けていたのでしょうけど、秋になって早々にあのリアアメリアを見たら...。競馬の流れを線で捉えることはホントに大事(とオークスの頃にも思ったのだけれど)と感じさせてくれました。

今週末はその中京にコントレイルが登場。3歳牡馬戦線の中での各馬の進化がどう表れるのか、仕事を離れて競馬を見られる週末ですから、じっくり楽しんで見ることにします。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」」は地方競馬の話題を中心に。今週の重賞、そして来週以降に控えるダートグレードの情報などをお送りしていきます。お楽しみに!

今週の写真はこちら。出張で晩酌と地元グルメをテイクアウトからのホテルの部屋で、も良いものです。ひかわアナも絶賛の伝串やっぱり美味しい。

お知らせ

お知らせ一覧