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競馬が好きだ!

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車窓の景色は夜の帳、東京競馬場から帰る武蔵野線の中からこんばんは。大関です。今日中央競馬の開催があったけど火曜日で良いんですよね?あと4日後にまた競馬なんですよね?

台風の被害に遭われました皆様には、この場を借りて心よりお見舞い申し上げます。競馬も川崎では小向の調教コースが水に浸かり使えなくなる等の被害も多々に及んだようですが、関東圏の競馬も今週末は土日が中止、代替は今日と来週の月曜日へ、という形になりました。

水曜日の時点で、金曜夜に会社近くに泊まれるようカプセルホテルを確保し、キャリーバッグを引いて金曜から会社へ。さらに金曜には台風の進路を見るにつけ、もう土曜の夜には電車は計画運休に入ると覚悟を決めて、どうにか土曜日の夜にも会社近くに泊まるカプセルホテルを確保。結果的にはこれが大正解で、土日ともに第1の中央競馬実況中継枠は本社から...という形で終えました。

実質2泊3日で港区に出張したようなもので、出張?を終えて家へ帰ると被害はなかったようで一安心。ただ、各地の被害には愕然としました。高校時代、通学で使っていた友達も結構いた水郡線の橋が流されるなんて...。

ようやく体育の日、月曜日から東京競馬場に行くことができ、火曜に3日遅れの実況担当。肉体にかなり疲労がたまっていた感覚はありましたし、まして特別レースの時間になると雲が厚みを増して、さながら薄暮、セミナイターのような場内。こうなると実況は双眼鏡越しに見辛くなる可能性もあるし、とにかく慎重に...という意識だけでした。肉体がさながら精神に突き動かされてたどり着いたような感覚とでも言うのか。あのレース、脚色を見極めていれば言い切れるでしょう、なんで逃げるのですかと言われたら、反論の余地もございません。

こんなときに自分は6年前(当時30歳になりたて)、台風の影響で開催が中止になって火曜までの4日間連続の中継になった阪神で、何をやってしまったかと言うのを嫌が応にも思い出すのです。今でも年に一度はあの日の実況席に夢の中で座らされ、何度やってもゴール前であの記憶をフラッシュバックさせられて、うなされて目が覚めるという経験をします。

しかし、結局人間失敗から何を学ぶかしかないんですね。おそらく台風に振り回された今回の一件は、後々振り返ってみれば大きなターニングポイントであったという気がしてならないのです。

野球に例えれば、華の実況アナウンサーはともすればホームランを打ちたがる。しかし果たしてホームランバッターだけが並んだ打線が最強たりうるか。

答が否であることは、西武黄金時代の打線などを見れば明らかでしょう。俊足堅守の辻、送りバントと守備の神様強肩平野が1・2番にいてこそ、秋山、清原、デストラーデというクリーンアップは機能した訳で。

もちろん、辻や平野のポジションを助っ人で確保することも立派な戦略でしょう。しかし、それが常勝軍団を創ることに繋がるか、ならば考えを改め...いや、多分これ以上書くべきではないな。何にせよ、無事に競馬が行われてくれることはどれだけありがたいか、またも思い知る4日間でした。明日も午前2時起き、このあたりで。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」では南部杯結果振り返り、週なかばの各地の2歳重賞=未来優駿シリーズの見所などをお送りします。お楽しみに!


(火曜の競馬が終わったあとの東京競馬場。日の入りが早くなった上に曇っていたので、最終レースの頃はさながらセミナイターでした)

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