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競馬が好きだ!

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 こんばんは、大関隼です。

 世は3連休で中央競馬は3日間開催という所で、ワタクシ大関はお休みを頂いておりました(2場開催の時には、実況アナが交替で土日の休みを取っているのです)。

 めったにない土日祝日休み、どこへ行ったかと言えば「実家」。お彼岸の墓参りにも久しく行っていないし、久々に先祖の墓前にちゃんと手を合わせて、地元でのんびりしようと考えていました。というわけで、金曜に会社で仕事を終えると、東京駅から特急ひたちに飛び乗って一路茨城へ向かったのです。

 いやあ、良いリフレッシュになりました。土曜は久々に親戚に会い、先祖の墓前に手を合わせ、家族揃って晩酌。日曜は朝から親と某緑チャンネルとradikoで弊社の競馬中継をザッピングしながら、実家で父親と馬券を買って中央競馬をたっぷり満喫。父親はPATの残高を結構増やすことに成功したらしくドヤ顔。夜は家の近くの焼肉屋に繰り出し、家族で美味しい常陸牛を食してきました。まさに「父親は偉大である」と改めて感じた週末でした。

 それで思い出したのが、20年前の年末。シルクジャスティスが勝った有馬記念の日。ちょうど今回のように、父と息子でテレビの競馬中継に釘付けになっていたのでした。有馬記念のゴール前、外から水色と赤の勝負服がぐんぐん伸びてきた瞬間、隣の父親は「差せ!差せ!!」と叫んでいました。そしてゴール前には力強く「よっしゃー!」と熱い声。聞けばシルクジャスティスから馬連2点に絞って、相手もマーベラスサンデーとエアグルーヴ。まさにドンピシャの読みでした。

 その夜、父親は突然家族を近所の家電量販店に連れて行き、その場で我が家の息子2人が欲しいな...と思っていたプレイステーションを購入。その箱には「1997年12月21日 第42回有馬記念 的中記念購入」とマジックで書きました。

 あれから20年。自分は34歳になり、父親が熱い視線を注ぐ中央競馬のレースを実況する、という立場になりました。と言っても、仕事では毎週落ち込んでばかり。今回も晩酌しながら「お前、そう言えばあの実況だけど...」と父親からそこは言い得て妙というダメ出しを食らうことになりました。

 この仕事に就くにあたって、競馬好きな父親に影響されたことは確か。しかし20年経っても、産駒が父を超えるのは難しい。そんなことを考えた、久々に「ファンとして競馬を楽しんだ週末」でした。また次の週末から、この楽しむ感覚を邪魔することなく届けられる仕事をしなくては、と気持ちを実家で新たにしたのでした。2週間後にはGIの実況も控えていますからね。

 さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、いよいよ秋本番。ダート界の大一番を見据える馬達も続々始動、20日(水)に行われるダートグレードJpnIII=オーバルスプリントの展望を中心にお送りします。お楽しみに!

 最後に、今日の写真を1枚。日曜の夜、家族で父親の祝勝会と称して常陸牛に舌鼓を。



( ´-`).。oO(無事にGI実況終わったら、また常陸牛食べに行こうかな。自分へのご褒美で)

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