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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。

先週はかなり久々に土日が休み。というわけで実家に里帰りでした。東京駅から特急で100分ほどですからそんなに遠いわけではない(東京から福島に行くくらいかな?)んですが、実際帰れる機会はそれほど多くないですからね。

(里帰りしたら駅前でこんなプロジェクションマッピングしてました。癒されますねぇ...)

実家に帰れば、きっちり録画されていたマイルチャンピオンシップ当日の緑チャンネル中継を見ながら父親と酒を酌み交わしての反省会、そして久々に会う親戚には「アンタ、BS出てたでしょ!ブルーレイで録画して近所の人にも見せたからねー」と言われ顔が赤くなるという週末。何ですかこれは。

そして迎えたジャパンカップは弊社のラジオで。アーモンドアイにジェンティルドンナ以来の「四冠」を期待する風はあれど、オルフェーヴルという三冠馬がいて人気も分散していたあの時とは訳が違う。しかもロードカナロア産駒。同じ距離のオークスはあくまでも同世代で力が抜けていたから距離適性を問われない次元で勝利したに過ぎない。古馬勢の徹底マークを受ける、しかもスタミナ戦に持ち込みたい馬が多い中での2400mをそう易々と突破できるものか...と考え、アーモンドアイを外して買った事をスタート後1コーナーで恥じる事になりました。

驚異の勝ちタイム、2分20秒6。アルカセットのレコードがなんと1秒以上も更新されました。一瞬、タイム表示が間違いなんじゃないか?と思ったくらいのインパクト。こんなに強かったのかアーモンドアイ。もう今の日本で最強を疑う要素は無いでしょう。キタサンブラックというスターが去った後に現れた、世界を見据える強き撫子。海外メディアでもウィンクスやエネイブルという名牝と早くも比べられ、来年の凱旋門賞でアーモンドアイVSエネイブルを期待する声まで上がっていました。

こんな素晴らしいレースを東京競馬場で、ライブで見届けた方々は間違いなく歴史の証人でしょう。ウオッカとダイワスカーレットの2008年の天皇賞(秋)を現地で見た方々のような...。しかし、ワタクシ大関はレース後「ああ、このレースを現地で『見なかったことが今後に生きる』だろう」と感じました。

大レースの実況を経験していくと、その現場の興奮、雰囲気に引き込まれるような感覚になり、より鮮明に伝えたいと思うようになります。しかし、それを経験した上で「一歩引いて」大レースを見ると、自分の普段の仕事に足りないものが見えてきます。「ああ、お客様の立場で普段の自分の仕事を見る(聴く)と、勉強になるなぁ」と感じたのです。

実況の始まりからゴール後まで、何を、どんな順番で、どんな言葉でお伝えすれば、お客様のニーズに応えられるのか。これは実況担当だけではなく、その現場にいるアナウンサーであれば真摯に、冷静に向き合って考えて実行しなければならない―。あのジャパンカップを「現場で見なかった、ファンの立場で見た」事で学んだことを、今週末から、そして来週末に、大レースを実況する事になった香港で、実行できる自分でいなくてはと決意を新たにできる週末でした。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」はダートグレード特集。28日(水)に園田競馬場で行われる、2歳世代のダートグレード競走=兵庫ジュニアグランプリの話題を中心にお伝えしていきます。お楽しみに!


★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞★
28日(水)兵庫ジュニアグランプリ(園田)
2日(日)ばんえいオークス(帯広)、金沢ヤングチャンピオン(金沢)
3日(月)北上川大賞典(水沢)

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