おとといの午前中から昼にかけて、熾烈な戦いが繰り広げられました。死闘といっても過言ではありません。

北京オリンピックのカーリング女子決勝？いや、違います。私はとても寒い小倉競馬場と格闘をしていたのです。

放送が始まる朝9時30分の1時間ちょっと前ぐらいには現場に入るのですが、すでに風がビュービューと音を立てて吹いていて、嫌な予感がしていました。

1レースが発走するまでには風が止んでくれるといいな...なんと希望的観測をするのですが、甘い考えでした。全然止みません（結局一日中強く吹いていた）。

だいたい実況している時は気が張っているので、いざ本番になれば暑いだ寒いだなんて気にならなくなるのですが、おとといは喋っている間も体が悲鳴を上げていました。こんなことは珍しいです。

小倉競馬場がある北九州市は日本海側にあるので、関東よりも2、3度寒さが厳しいこともあります。九州だからといって全てを南国的な括りにすると痛い目に遭います。

1レース1レースがこれほど長く感じたのも初めてかもしれません。不謹慎ながら、早く終わって温まりたい！と思いながら仕事をしていました。しかし、そんなことを思えば思うほど長く感じるものです。

寒さが厳しい地域にお住いの方には、大したことないよと笑われてしまいます。私も福島で5年間働いていたことがあるので、その気持ちも少し分かります。その頃は寒さへの耐性がもっとあったように思います。

しかし、久々に生まれ育った関東に戻り、慣れてくると、いつの間にか寒さに弱くなっている、というか、元に戻っているのですね。人間は環境の動物ですから、環境には抗えません。今はちょっとした寒さで怯んでしまいます。でも、根性なしとは言わないでね。

先週の競馬、フェブラリーステークスはカフェファラオが東京ダート1600mで4戦4勝、一方で小倉大賞典ではアリーヴォが小倉の芝で5戦5勝としました。競馬ってこんな簡単にいくものなんですね。これもある意味珍しいんじゃないですか。

先週は珍しいことだらけ。さあ今週はどうかな？

さて、今日の「競馬が好きだ！」は地方競馬の話題。23日（祝・水）に各地で行われる重賞の展望を行います。お楽しみに！