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競馬が好きだ!

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ピート・モンドリアンの絵が75年間逆さまに飾られていたそうです!

モンドリアンはオランダ出身で抽象絵画の巨匠。水平と垂直の直線だけで画面を分割し、主に赤・青・黄の三原色で色彩を表現するという、とてもシンプルなスタイルで有名です。

私は社会人になりたての頃、抽象絵画鑑賞にハマったことがあり、その中で知り合いが教えてくれたのがモンドリアンの作品でした。

自分でも考えつきそうなくらいシンプルなのに、そのスタイルでは他の追随を許さない存在である(あえて現在形)ことがすごいと思います。

さて、この度逆さまが指摘された作品ですが、モンドリアンの企画展をリサーチしている中で学芸員の方が気づいたそうです。

その作品は画面上に格子状に線が引かれているだけのシンプルなもの。しかし、線の間隔や配置から意味を読み解くと逆さまである可能性が高いんだそうです。

モンドリアンの研究者はたくさんいるはずなのに、気づかなかったことがすごいですね。この学芸員の方は名探偵なのでしょう。

ちなみにこの作品は今、正しいとされる向きに変えると損傷する恐れがあるので、そのまま展示するということです。

描いた本人が現代にいたらどう思うでしょうか。不愉快に思うか、面白いと思うか...。個人的には面白いと思ってほしいですね。

抽象画はある程度受け取った側の印象に委ねるところが大きいので、逆さまでも横に傾いても良いのかもしれません。もしかしたら決められた意味すらない場合もあります。

何はともあれモンドリアンの我が道が行くスタイルは素晴らしい。GIシーズンが始まり天高く馬肥ゆる秋ですが、芸術の秋も楽しんでみては?

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。週の半ばに行われるメインレースの展望をお送りします。お楽しみに!

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