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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関隼です。

2月最後の週末は阪神への出張でした。春の阪神、中山開催開幕という週末が2月の最後に入ってくると、「いよいよ春近し」を感じる一方で、「引退するジョッキー、調教師の最後の週末」という寂しさが混ざってくる、何とも言えぬ気分になります。

去年も、橋口弘次郎調教師、松田博資調教師という、数々の名馬を手掛けたビッグネームが引退...という週末だった阪神開幕週でしたが、今年の阪神では調教師試験に合格した武幸四郎騎手、アグネスフライトやアグネスタキオン、アグネスフローラなどを手掛けた長浜博之調教師、エルウェーウィンやムービースターの坪憲章調教師が、最後の週末を迎えました。

現場で仕事をしていても、「最後にカッコ良く決めて欲しい」というファンの方々の願いは、ひしひしと伝わってくるものでした。土曜(8R)に武幸四郎騎手の乗るチカリータが先頭争いでゴール前、首の上げ下げの接戦(結果は2着)になった時には場内から大歓声、長浜厩舎の管理馬が先行策から粘り込もうとした12Rでも、場内から凄い歓声が上がっていました(ロイヤルパンプ、最後にかわされて2着)。

そして日曜の最終レース後には、場内で武幸四郎騎手の引退セレモニーが行われ、多くのファンの方々が「騎手・武幸四郎」の最後の雄姿を見届けようと、ウィナーズサークルの周りには何重もの人垣ができていました。後でツイッターを見ていて知りましたが、武幸四郎騎手の現役最後の白星は今年2月11日の京都10R=飛鳥ステークスでした。アドマイヤリードが牡馬相手に鮮やかな差し切りを決めた一戦でしたが、実況していたのがワタクシ大関だったのです。

<引退セレモニー後、胴上げされる武幸四郎騎手>


帰りの新幹線の中で、そのレースの映像を見直してみましたが「ああ、伸び脚が1頭違う、というレースの肝心な部分がこんな実況では伝わらないよ。捕捉が遅れたし...」と落ち込むだけでした。もうちょっと良い実況は出来なかったのかと思いましたが後の祭り。「永久に記録として残ることになる」実況をさせて頂いている今の自分が、まだまだ甘い事に改めて気が付かされて東京へ戻る事になったのでした。

今週末になればもう3月。今度は希望に満ちた、新人ジョッキーがデビューしていきます。彼らの情熱に負けないような、質の高い実況をしていかなくちゃいけないと気持ちを新たに、また仕事をしなくてはいけませんね。初騎乗、初勝利のレースの実況も、永久に残るのですから。

さて本題。今日28日(火)の「競馬が好きだ!」では、あさって3月2日(木)に園田競馬場で行われる伝統の重賞=六甲盃の展望を中心にお送りします。今の園田で1鞍だけ行われる、2400m戦がこの六甲盃。番組担当は小林アナ&木和田アナです。お楽しみに。

★今週末オッズパークで購入可能な、主な地方重賞
3月2日(木) 六甲盃(園田)
3月4日(土) すみれ賞(佐賀)
3月5日(日) イレネー記念(ばんえい帯広)
3月5日(日) 春望賞(佐賀)

 






 

 

 

 

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