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こんばんは、大関隼です。

 10月に入り、秋の東京と京都開催が開幕。この開幕週といえば毎日王冠と京都大賞典という伝統のGIIレース。このレース名を聞けばいよいよ本格的な秋競馬、と感じる方も多いと思いますが、いやはや日曜の府中の盛り上がりは凄いものでした。

 日曜の府中でワタクシ大関前半に実況だったのですが、朝のレースから直線で上がる歓声はさながらGIの日の様で、自分の喋っている実況の声もよく聴こえないくらいの大歓声でした。入場者数は5万7756人で前年比3割以上増、この入場者数は春の大型連休中に行われたNHKマイルカップよりも多いものでした。12頭立てでもGI馬5頭という超豪華メンバーが集まっただけに、ファンの皆様にとっても、魅力的なレースだったのでしょう。

 振り返ってみれば、GIIと言えどこの秋の開幕週に組まれた毎日王冠、京都大賞典くらい「伝説」が残っているレースもなかなか無いような気がします。古くは秋の東京、京都の開幕週の日曜に同日開催だったこの2つのレース。西でスーパークリークとミスターシクレノンが後ろを千切ってのマッチレース、東でオグリキャップとイナリワンが火の出るような競り合いを見せていたのは1989年。あとはやはり1998年。西では7頭立てながらメジロブライト、シルクジャスティスという古馬2強を皐月賞馬セイウンスカイが変幻自在の逃げで封じた京都大賞典、東では9頭立てながらエルコンドルパサー、グラスワンダーのマル外4歳二強にサイレンススズカがスピードの違いを見せた毎日王冠。府中に13万人が詰めかけた「伝説の一日」ですが、ある意味「そんな凄いレースが同じ日に組まれていた」というのも、「伝説」の価値をより高めたような気もします。1日であの「重み」のあるGIIを2つ見てこそ「ああ、いよいよ秋競馬だ」という気分がより高まるとでも言ったらいいのか...。

 3日間開催が定着した10月の3連休、ジョッキーの分散を考えても、今後この2つのGIIを同じ日に、という事は難しいかもしれません。ですが、「秋競馬本番、という雰囲気を醸し出す」という意味では、毎日王冠と京都大賞典の同日開催は実によく出来た編成だったのではないか、という気がしています。GIの同日複数開催が無理でも、GIIであんなカーニバルデーを創れないものかと...と考えるって事は、ワタクシ大関も歳を取ったんでしょうね。3日間開催のメインカードが初日から「サウジアラビアロイヤルカップ→毎日王冠と京都大賞典→(JRAの施設でも買って楽しめるようになった)盛岡の南部杯」というのも良いと思いませんか?

 さて本題。今週は週半ばにもダートグレード競走があります。その、12日(木)に門別競馬場で行われる交流JpnIII=エーデルワイス賞の話題を中心に今日はお送りします。お楽しみに!

 今日の写真は毎日王冠の本馬場入場、コースに出て来たソウルスターリングをパチッと。もう歓声の音量がGIでした↓



★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞
11日(水) 瑞穂賞(門別)
12日(木) エーデルワイス賞(門別・交流JpnIII)
13日(金) 岐阜金賞(笠松)、姫山菊花賞(園田)
14日(土) 五ヶ瀬川賞(佐賀)
15日(日) ナナカマド賞(ばんえい)、若駒賞(盛岡)、黒潮菊花賞(高知)、九州大賞典(佐賀)
17日(火) 金沢シンデレラカップ(金沢)


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