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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。4月以降もこの競馬が好きだ!は継続の運びとなりまして、オンデマンドが聴けるようになっていますので、ぜひそちらもご利用頂けましたら幸いです。

 さて、日本時間で先週土曜の深夜、UAE・ドバイのメイダン競馬場では、ドバイワールドカップデーの諸競走が行われました。日本勢が6競走に合計最多の14頭出走、という一大勢力として乗り込みましたが、オープニングのゴドルフィンマイルでアディラートが先行から粘って3着、ゴールデンシャヒーンでもマテラスカイが準オープンを勝ったばかりでスピード負けせず5着善戦と、今後へ期待の膨らむような展開になっていました。

 しかし、中継が始まったあとの3鞍はある意味驚きの連続。ドバイターフは日本勢5頭参戦も、制したのは前哨戦ジェベルハッタから挑んだUAEのベンバトル。リアルスティール、ヴィブロスといった過去2年の覇者にディアドラという日本勢の熾烈な2着争いを後目に、早めの抜け出しから快勝でした。
 さらにドバイシーマクラシックもゴドルフィンのホークビルが超スローに落として後続を幻惑しての逃げ切りで日本勢は3着以内に入れず、ワールドカップも強力アメリカ勢を地元ゴドルフィンのサンダースノーが逃げ切って快勝という結果に。ある意味「地元の意地」が爆発するドバイワールドカップデーだった、とも言えるでしょうか。ワタクシも含め、日本勢がターフやシーマクラシックで勝てない、というシーンを想像した人は多くはなかったはず。中継スタッフも「うーん」と首をひねってしまうようなシーンの連続でした。

 個人的には「世界戦=アウェー」を経験したかどうか、という差も最後の最後で出たのかもしれない、という気がしています。特にシーマクラシック。勝ったホークビルはイギリス調教馬ながら去年にドイツのベルリン大賞→カナダのノーザンダンサーターフSと遠征競馬を長く経験。今年は前哨戦からドバイ入りして、環境に対応する時間をしっかり確保して掴んだG1タイトルでした。

 もちろん、これが全てではないですし、馬によっての個性、適正というものも当然あります。ただ、世界を股にかけて活躍する、海外への遠征もお手の物のようなゴドルフィンの勝負服が、今年のドバイで大躍進したというのは、今後の日本勢にとって一つのヒントになったのかもしれない、と感じています。今回結果が出なかった組も、ぜひこの「アウェーの経験」を糧に、もう一度海外に挑んで欲しい、きっと次はこの経験が生きるはず...と信じたくなる、今回のドバイでした。

( ´-`).。oO(海外中継のディレクターをやって進行も自分で、というのは初めてだったのでこれも良い経験でした。次に生かさねば)



(さすがに午前2時まで喋っていたら疲れた...)

 さて、今日の「競馬が好きだ!」では、4日(水)に控える笠松の3歳重賞=新緑賞の話題を中心にお送りします。この先の東海地区3歳三冠(駿蹄賞、東海ダービー、岐阜金賞)にサムライドライブという絶対的存在がいる今年の東海地区で、その牙城崩しにどの馬が名乗りを上げてくるか?お楽しみに!

★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞★
4日(水) 新緑賞(笠松)
8日(日) 赤松杯(水沢)
8日(日) ル・プランタン賞(佐賀)
10日(火) 東海桜花賞(名古屋)




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