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競馬が好きだ!

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先週の月・火曜日、日本が世界に誇る最大級のセリ・セレクトセールに初めて行ってきました。あれからもう1週間が経とうとしています。早いですね。

毎年ニュースで取り上げられるので、何億ものお金が飛び交うことは頭では分かっていても、実際に現場に行くと肌で感じるものが違います。会場から「〇〇万!!」という声が方々から聞こえてくるだけで、お金の流れを目にしているかのような気持ちになります。

競り合いが続き、結果的に1億円を超えるケースは何度もありますが、購買者側から「1億!!」の呼びかけがあり、一気に価格が跳ね上がると最初のうち会場は少しざわつきます。購買者の意欲を感じると同時に、価格の重大さを改めて感じるからでしょう。

そんな馬主の方々の表情を間近で見られるのもセールの醍醐味ではないでしょうか。お金をたくさんお持ちの方々には表情に余裕が感じられます。常に胸を張って歩いていらっしゃいます。しかも、馬の購入が決まった後ですから希望に溢れています。他人事とはいえ、おめでとうございますと思わず言いたくなります。

「私たちは夢を買ってるんです」と、とあるオーナーは購入後のインタビューで答えていました。確かに聞きなれた言葉ではありますが、実際に買った人の表情や馬の様子を見ると、言っていることの本当の意味が分かるような気がします。実際買ってみると本当に分かるのでしょうが、そんなお金はないのが残念です。

必ずしも高額だからと言って走るわけでもありませんし、低い価格でもGIを何勝もする馬はいます。今をときめくタイトルホルダーだって当歳セッションで2160万円でした。セレクトセールの相場で言えばかなり安い方です。未来を見据えたセリとはいえ、本当の未来は分からない。だからこそ「夢」なんでしょうね。

今年のセレクトセール、セリ会場は撮影禁止でしたが、セリに入る前の下見は撮影可能だったので、いろいろ撮らせてもらいました。馬の見方は全然分からないので、可愛らしいと思った馬を直感で撮ってみました。それが2日目・当歳セッションに上場された381番、芦毛の牡馬「シェルズレイの2022」です。

父はジャパンカップを制したシュヴァルグラン。母のシェルズレイは重賞勝ちこそないものの、2006年の桜花賞5着、オークス7着、秋華賞5着と健闘。ローズステークス2着もあります。繁殖牝馬になってからはGII時代のホープフルステークスを勝ったシャイニングレイ、去年の大阪杯を勝ったあのレイパパレを産んでいます。

距離的な血統背景を見ても、これはクラシックが期待できそうな馬です!なんて言いながら、可愛いかどうかだけで個人的に気に入っただけです。細かいことは考えていません。

結局、この馬は「サトノ」の冠名でおなじみの里見治さんが8200万円で落札しました。これが貴重な写真となることを祈ります。デビューは早くても再来年。私にとっては「夢」の疑似体験といったところでしょうか。実際に馬は買えなくても、こういう楽しみ方も面白いですね。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。週の半ばに行われるメインレース展望をお送りします。お楽しみに!

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