先週水曜日は、船橋競馬場から船橋記念実況中継をお送りしました。聴いて下さった方はありがとうございました。

ゲストは元フジテレビアナウンサーの福原直英さん。私は中継の司会としてお相手させていただくことになりました。私が競馬を見始めた頃に福原さんが日曜3時の競馬中継の司会を始められたので、強烈に印象に残っています。

その時は鈴木淑子さんと二人で司会をされていました。鈴木淑子さんと初めて仕事をさせていただいた時も感じましたが、まさか自分がテレビの向こう側にいる方々と同じ現場にいるなんて...と不思議な気持ちでいっぱいでした。

私の中で福原さんは「ザ・競馬司会者」のイメージが強く、司会者の前で司会をするという妙な緊張を強いられる思いでした。

福原さんとはこれまでトレーニングセンター取材の際にすれ違う程度でした。ですから、お話をさせていただくのも今回が初めてに近いです。

競馬に対して真剣な方で、下手に近づけない印象があったので（別に嫌っていたわけじゃないですよ）、お会いする前はどうなるものかと思いました。

しかし、聞いたことに気さくに答えてくれたので、安心して放送に臨むことができました。

この日の中継の主なコーナーは福原さんが振り返るダート競馬（地方競馬）の思い出。事前の打ち合わせをした際に、福原さんがおもむろに鞄から取り出したのが1988年2月の週刊競馬ブックでした。

オグリキャップが中央に移籍する前のレース結果が載っているなど今になっては貴重なもので、オールドファンにとってはたまらない一冊です。

放送の中では、福原さん思い出のダート馬としてアンドレアモンなど80年代を中心に多数挙げていただきました。でも結局、この雑誌に一番話の花が咲いたと思います、放送中も放送前後も。

裏表紙には何と短波放送専用のポケットラジオの広告が！！「全国どこでも聴ける競馬ラジオ」という売り文句も時代を感じます。

ポータブル用の「ポケットたんぱ」は8500円。卓上用の「ザ・たんぱS」は12500円。セットで買うと20000円でお得とも書いてあります。確かに1000円お得にはなるけど、2台も買うかな...！？

中継も後半に入ると、福原さんが突然「これ（競馬ブック）、差し上げましょうか？」と言ってくれたのです。私は本番中にもかかわらず「そんな大切なものをいただいていいんですか！？」と狼狽してしまう始末。

しかし、結局いただきました。保存状態がとても良いので大切に保管いたします。でも、つい読んじゃって手垢がつきそう...。

さて、今日の「競馬が好きだ！」は地方競馬の話題。26日（木）に姫路で行われる兵庫クイーンセレクションの展望をお送りします。お楽しみに！