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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関隼です。

ワタクシも含め、先週土曜の深夜には眠い目をこすってドバイワールドカップデーのレース行方に手に汗握っていた、という方も多かったのではないでしょうか。

ターフ、シーマクラシック、ワールドカップと日本馬が出走したG1競走3つは海外馬券を買えるようになった今年、その中のドバイターフでは日本代表の牝馬ヴィブロスが、モレイラ騎手の神業のような騎乗に導かれ、異国の地で秋華賞以来となる2つ目のGIタイトルを掴みました。ワタクシもゴール前、ヴィブロスが伸びてきた所を見た時には「差せ!差せ!よし!」と思わず声が出ましたね。日本時間で土曜の深夜、我が家では隣の部屋で嫁さんが眠っていたというのに、です。

ドバイターフはこれで去年のリアルスティールに続いて日本勢が連覇、メイダンに移ってからの8回で3勝。初期のドバイ国際競走の頃を振り返れば、日本の芝路線のレベルは大きくアップしたと言えるでしょう。

一方、ダート界の頂は今年のWBCの如く?アメリカの壁は高い、という結果になりました。日本勢4頭が挑んだドバイワールドカップは4歳馬アロゲートがスタート後に挟まれ、後方からになりながらも直線外を回りながら完勝、2着もアメリカのガンランナーで、日本勢はアウォーディーの5着が最高でした。ワタクシもアロゲートのレース振りには、月並みですが強いとしか言えませんでした。実現の可能性は相当低いのでしょうけれど、ぜひあの衝撃的な走りを日本で見られないものか、と思ってしまうくらい。

考えてみれば、今までドバイワールドカップに挑んできた日本馬といえば、軒並み各時代に日本ダート界のトップを担ってきたような精鋭たち。ダートで行われていたドバイワールドカップで、ずっと世界の壁の高さを見せられてきたと言えど、そこに12年前に地方から名を連ねていたアジュディミツオーって凄い馬だったのですね。12年前からすれば中央のダート界のレベルも格段に上がり、JBCでも勝ち負けに持ち込める地方所属馬も少なくなっているという現実はあります。ただ、また地方からあのように、ダートの世界王者を決める舞台へ挑む馬が出て来れば、地方競馬はもう数段盛り上がっていくんじゃないか、と感じた土曜の深夜でした。

さて本題。きょう28日(火)の「競馬が好きだ!」では、あさって30日(木)に名古屋競馬場で行われるダートグレードJpnIII=名古屋大賞典の展望をお送りしていきます。90年代にはキョウトシチー、近年にはスマートファルコン、ニホンピロアワーズ、ホッコータルマエ、アウォーディー...後のダートGI/JpnI覇者を送り出した注目の一戦の展望、担当は木和田アナ&中野アナです。お楽しみに!

★今週のオッズパークで購入可能な、主な地方重賞
3月30日(木) 名古屋大賞典(JpnIII・名古屋)
4月 1日(土) スプリングカップ(水沢)、英彦山賞(佐賀)
4月 2日(日) あやめ賞(水沢)、佐賀桜花賞(佐賀)

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