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競馬が好きだ!

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こんばんは、昨日香港から帰ってきた大関です。

帰りの飛行機で「令和の時代にも空の旅をお楽しみください」というアナウンスがありました。時代は変わるんですね。人生で初めて海外へ渡航してちょうど1年、2年連続でチャンピオンズデーの香港出張となった今年もとても熱く濃い出張でした。これに関しては、稿を改めて来月にでも書きます。やっぱり海外戦って熱い!


(今年のチャンピオンズデー、シャティン競馬場のゴール前。今年からスポンサー「富衛保險冠軍賽馬日」となりました)

さて、日本に帰ってきたら「平成を振り返る」という放送や企画、特番が多い事にビックリしました。競馬に関しても、平成という時代はそれほど様々な事が変わっていった時代だったというのは間違いないでしょう。平成元年はダービーが24頭立てで茨城産の馬が勝ち、連勝式は枠連しか売っていない。オグリキャップは秋にオールカマー⇒毎日王冠⇒天皇賞(秋)⇒マイルチャンピオンシップ⇒連闘でジャパンカップ⇒有馬記念と6戦を消化、令和時代にこんなローテーションをたどるGIクラスの馬は正直出るか?そして、牝馬がこれほどまでに芝王道路線を席巻するようになった、というのも劇的な変化の一つでしょう。「秋の中長距離GIを牝馬が勝つのが珍しくなくなる」「牝馬がダービーを勝つ」「桜花賞、オークスを勝った馬がぶっつけ本番で三冠を達成し、その後ジャパンカップも勝って年度代表馬になる」時代が来ると、平成初期や秋華賞が創設された頃に予想できた方は果たしてどれだけいたでしょうか?

変わった、と言えば、実況の在り方というものも変わりました。平成19年に入社してからワタクシ大関が実況の練習をしていた頃、実況をするようになった駆け出しの時代には「極力番号は入れずに馬名だけで実況をするように」と教えられていました。「競馬は番号ではなくて馬が走っているから」という昔からのポリシーが源流だったという事なのですが、今ではそのスタイルも180度変わりました。ワタクシも最初は「番号+馬名」の記憶に戸惑っていましたが、その当時と比べれば実況スタイルが変わったのは確かです。

そういった実況アナの担う役割の変化、というものも書き始めればここに書ききれない程です。いずれにせよ、どのようなあり方が求められているのかに声の多寡を問わず繊細で、謙虚でありたいな、と令和時代の幕開けを前にして感じています。最大多数の最大幸福を目指す社会のあらゆる領域において言える事ですが、ある方向に潮流が変化していくことを「そうであってほしくない」と願う人がゼロであることなど、おそらくあり得ないでしょう。結果としてその願いが少数であれ正解だった―という可能性無きにしも非ず。香港で日本競馬の歴史に残る瞬間に立ち会えた余韻に浸る時に、色々なものを見るにつけてそう感じたのです。昔「沈黙の艦隊」という漫画の中で「政治にはたとえ少数でも批判勢力は存在せねばならん」という台詞を見た記憶がありますが、その台詞の持つ意味はここに通じているのかも知れない、と。ん、何か脱線しそうだ。この辺にしておこう。

(´-`).。oO(やっぱり、自分は気の利いたことを言ったところでハマらないんだろうな)

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、大型連休真っ最中の今週のダートグレード競走の話題を中心にお送りしていきます。今週も週なかばにかきつばた記念、兵庫チャンピオンシップとダートグレード競走が2日連続で。お楽しみに!

★今後1週間、オッズパーク経由で購入可能な主な地方重賞
1日(水)かきつばた記念(JpnIII・名古屋)
2日(木)兵庫チャンピオンシップ(JpnII・園田)、福永洋一記念(高知)、駿蹄賞(名古屋)
3日(金)兵庫大賞典(園田)
4日(土)やまびこ賞(水沢)
5日(日)ばんえい十勝オッズパーク杯、シアンモア記念(水沢)、北日本新聞杯(金沢)

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