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競馬が好きだ!

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なぜか先週、急に郷愁に近いものを感じました。7月以来、久々に阪神競馬場で仕事だったので、大阪に宿泊していました。その時、大阪つまり梅田駅周辺の街並みを見ていて急に懐かしくなったのです。私は去年まで大阪支社で勤務していて、3年9カ月もの間大阪に住んでいたというのが理由ではあります。しかし、今年に入ってから何回か大阪への出張はあったにもかかわらず、です。不思議なものです。

大阪に住んでいた頃は、関西の名所はあまり訪れず(それでも大阪城や京都の南禅寺には行った)、趣味の高級ホテル巡りに没頭していたといっても過言ではありませんでした。ホテルに泊まる時は高層階の窓からひたすら街並みを見渡しています。いろいろなホテルから角度を変えて街を見渡していると、俯瞰で立体の地図を見ているのと同じで面白いのです。こういう話をしてもあまり理解されないことが多いのですが、角度を変えると同じ街でも見え方が全然変わってくるので、いったんハマるとやみつきになります。お金はかかりますが...。

大阪はそれまで全く縁のない場所だったので、どこに何があるかもほとんど分かっていませんでした。ですから、ホテルから街を眺めるというのは、いろいろな場所の位置関係を頭に入れるのに非常に役立ちました。もちろん、位置関係なんて電車の経路や地図を検索してしまえばすぐ分かってしまうものですが、実物を眺めて肌感覚を掴んでいるのとではまた違う気がします。記憶が色彩を帯びるからでしょう。

大阪にいた頃を振り返ると、ホテルからの様々な景色が思い出されます。東京の景色よりも眺めたのではないでしょうか。今や出張で泊まるのはビジネスホテルなので、当時泊まった高級ホテルに泊まる機会がありませんし、街を見渡すことも減りました。しかし、今回はGOTOトラベルの関係で、大阪のど真ん中にあるビジネスホテルに格安で泊まることができました。そこには初めて泊まったのですが、眺望は高級ホテルと引けを取りません。眺めてみると、以前泊まった高級ホテルが目に入り、突然、大阪時代がフラッシュバックしました。それで今回の郷愁に似た感情が沸き上がったのかもしれません。

さて、阪神競馬場はこの開催から、最寄りの仁川駅から競馬場につながる地下道が再開しています。競馬が無観客になったのは2月の最終週からでした。つまり今年の阪神最初の開催からずっと無観客のため地下道も閉鎖されていましたが、ついにこの秋から再開となったのです。地下道には阪神で駆け抜けた歴代の名馬の写真が飾られていて、競馬場へ行くファンにとっては気分を高める一つのスポットでもあります。そこが再開となると、ようやく観客を入れたんだということが実感できます。実はこの地下道、無観客になる前まで弊社のレース実況もBGMとして流れていたのですが、それは流れていませんでした。制限なしに観客を入れる状況がまた来れば、それも再開するのかな?



今日の「競馬が好きだ」は、年末に行われるヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンドに出場する騎手のプロフィールなどをご紹介します。お楽しみに!


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