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競馬が好きだ!

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きのう、今年の漢字が発表されました。「金」でしたね。何度も見た光景。デジャブか...!?と思ってしまいました。皆さんはいかがでしたか?

実は「カネ」と読むんですというオチを期待していたのですが、普通に「キン」だそうで。「カネ」だったら、先週の当コラムの流れからしてちょうど良かったのですが...。

「金」が選ばれたのは4回目。そりゃ既視感があるわけです。オリンピックでの日本人選手の金メダル獲得や、野球界や将棋界で金字塔が打ち立てられたことが理由だそうです。

去年の漢字が「密」で、まだコロナ禍が続いていることもあって、今年もネガティブな漢字になるのかなと思っていましたが、一転、明るい話題が取り上げられました。

過去6年の漢字を見ると、おめでたい話題、深刻な話題、入り混じってます。おととしは「令」。令和元年ですからね。一応おめでたいニュアンスなのでしょう。2018年は「災」。西日本豪雨など災害が続いたことから来ています。2017年は「北」。北朝鮮のミサイル問題が取り沙汰された年でした。

そして前回の「金」が2016年。リオデジャネイロ五輪が行われた年です。この頃は何の緊急事態もなく行われて、お祭り気分でしたね。あの頃が懐かしい...。2015年は「安」。安全保障関連法案で日本が、国会が大きく揺れた年です。忘れられません。忘れてはいけません。

競馬界では何が当てはまるでしょうか。去年2020年は「牝」なんて相応しいと思いますが、いかがでしょう。GI全26レース中15レースが牝馬の勝利(牝馬限定含む)でした。アーモンドアイをはじめ強い牝馬が席巻する時代といっても過言ではありませんでした。

今年は何が良いでしょうか。牝馬の時代はまだまだ続いていますが、勝利数でいうと少し傾向が変わりつつあるのかな?現在の時点で牝馬のGI勝利は9レース(牝馬限定含む)。この後のGIを全て牝馬が勝っても去年を超えることはありません。

しかもグランアレグリアは引退、クロノジェネシスも有馬記念を最後に引退が決まっています。規格外の牝馬は続々とターフを去ってしまいます。先日も香港で、スプリント王ダノンスマッシュ、マイル王インディチャンプ、海外GI3勝ラヴズオンリーユーがラストランを終えました。時代の変わり目なのかな、今年は?

となると、「変」が当てはまるのか。いや、それは変だな(変だけに)。ストレンジの意味だと思われてしまいます。一生懸命走った馬たちに失礼ですね。では、移ろい行く時代で、「移」とでもしましょうか。

来年の競馬はどんな年になるか、それは今考えたら鬼が笑います。気を長くして待ちましょう。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。15日(水)に川崎競馬場で行われる2歳交流GI・全日本2歳優駿の展望を行います。お楽しみに!

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