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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。

3日間開催の中央競馬でしたが、ワタクシ大関そこの仕事には絡んでいませんでした。土曜夜のアイリッシュチャンピオンステークス、そして日曜のフォワ賞と、2夜連続の海外中継のディレクターと本番の進行をしていたのです。


(2夜連続で同じスタジオ、同じ席で進行のマイクの前にいました)

当初は上記2つとももっと遅い時間帯(アイリッシュチャンピオンステークスなんて最初は日本時間の26時台に発走予定だったとか)の仕事になるかと思いきや、結局よくある海外中継の時間帯に収まってくれた訳ですから、肉体的にはだいぶやりやすい仕事になったのは結果的に非常にありがたかったです。

しかし、海外中継(≠実況)って本当に勉強になりますね。何より、JRAによる海外馬券発売がなければこうしてどっぷりと携わる事は無かったはずですし、今まで知らなかった海外競馬について学ぶことになる訳ですから、実にならないはずがありません。

マジカルが完勝したアイリッシュチャンピオンステークスなど、オブライエン厩舎勢がガッチリと前段のインを固めたような展開から同厩舎で3着までを独占。複数頭出すのが当たり前という欧州の競馬にあっては、日本でまず見ないであろうチーム戦の要素まで考える事を求められる―という事の教科書のような事例を見ていました。ディアドラが馬群の後方にいた(下げざるを得ない形に追いやられていた?)段階で、これはまずいかもしれないという予感はしていたのですが...。そんな不安は的中しなくて良いのに!

そしてフォワ賞も、逃げた(逃がされた?)キセキはヴァルトガイストに差され3着。果たしてこれが凱旋門賞にどう出るのか...。エネイブル、ジャパン、ヴァルトガイスト、ガイヤース...。本番で戦う相手は決して簡単に勝たせて貰える相手ではない事も、中継に携わったからこそ一段と感じた気がします。数週前にもこんな事書いていましたが、ディレクターとか放送の構成作家という立場の方々がいかに凄いか、というのも、自分がいざそういう立場からの仕事をすることになると痛感します。逆に言えば、そんなスキルがいかに自分に不足しているかを思い知れるのです。

最近只管海外中継のディレクターをやっていて、自分の「周囲に対する気配りのアンテナの鈍さ」には正直イライラしました。自宅で腹いせに思わず、ゴミ箱を蹴飛ばしてしまったくらいで。台本作りひとつ取っても、外部の出演者の皆様(というかその周辺の方々)への連絡の仕方につけても、気配りの足りなさが如実に出ていたと。ああ、一事が万事というのはこういう事かと、実感できたのが一番の収穫でしょう。きっとこんな状況が続けば、そう遠くない未来に実況で何かとんでもない事をやらかして全く不思議はないな、という危機感が持てました。

いずれにせよ、苦い良薬をたくさん飲めたのですから、良い夏から初秋でした。こういう経験を積んで月末にはGIの実況。すでに登録馬も出ている訳ですから「実況ではない経験をどう実況に生かすか」というプロセスを踏む良い機会だと思って、9月29日の中山を迎えたいと思います。

(´-`).。oO(おそらく3人くらいはいるでしょう。スプリンターズステークス、今年も言い切れるかどうかギリギリの接戦になって欲しい、と願う方々が)

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、明日18日(水)に大井で行われるJBCクラシック指定競走=東京記念の話題を中心にお送りします。浦和JBCまであと1か月半ほど、楽しみなメンバーが集まってきました。お楽しみに! 

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