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競馬が好きだ!

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先週の中山は土曜と日曜で対照的なお天気でした。土曜は台風のように雨と風が強くなり、日曜は台風一過のような晴天。

土曜はもともと天気が悪かったのですが、6レースぐらいからだんだん暗くなり始め、イヤな予感がする雲行き...。それでも、まさか視界が見えなくなるほどにはならないだろうと高をくくっていました。

しかし、そういう時に限って悪夢が現実になるのです。8レースの発走直前には向正面の視界はボンヤリ。視界不良になると頭をよぎるのが1996年のバイオレットステークス。モヤで視界がほぼゼロになり、実況アナも「見えません」としか言いようがなかったあのレースです。

先週の土曜8レース、映像でご覧になった方は思われるかもしれませんが、実際は全く見えなくなったわけではなかったのです。双眼鏡で実物を覗いてもある程度判別はつきました。むしろこれが困りものなのです。モヤっていて見えない場合、意外と双眼鏡で覗いた方が見えたり、モニターで見た方が見えたり、その時の状況によって違うので、どちらかに絞ってしまうというやり方もありますが、あの時はどちらで見ても微妙...。どっちに頼ろうか迷ってしまう。まあ、それだけヒドい視界だったわけです。

スタートしてから向正面の中間ぐらいまでは、必死に見れば何とかなるレベルでしたが(それでも個人差はあるだろう)、3コーナー寄りになるともうダメ。なので、3,4コーナーは双眼鏡で見るのをやめ、モニターに頼ろうと思ったら、何と引きの画面!!連なる馬群の輪郭しか見えません。この時、私は実況者のバックアップをする役目でしたが、バックアップしようがありませんでした...。

後で改めてこのレースの映像を見てみると、引きの画面以外は意外と見えるじゃん、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1200mのレースなのであっという間。リアルタイムの緊張感では、後で振り返る時ほどの冷静さは持ち合わせていないものです。4コーナーの映像はアップになってましたが、後で振り返ってもやっぱりよく見えない。こう言っちゃ本当は良くないけど、仕方なかったです。

その件とは関係なく、先週の中山で先輩のアナウンサーから「先週みたいに風が強いな~」と声をかけられました。私はそのアナウンサーとはその前の週にも阪神で同じ現場にいました。ということは、心の中で「こいつと一緒の現場だと風が強くなるからイヤだな~」なんて思っていたりして...。そうだとしたらショックですが、悪気はなかったと信じたいです。

日曜は風さえ強くなければ絶好の競馬日和。私は中山といえば春の開催が思い浮かぶので、まさにイメージ通りの中山の情景!思わず写真を撮りました。ネタ的には嵐の中山の写真を載せた方が内容に合うのでしょうが、イヤな思い出を引きずってもしょうがない。写真には良い思い出を残しましょう。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。17日(水)に船橋競馬場で行われる交流重賞・ダイオライト記念の展望を中心にお送りします。お楽しみに!





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