夜8時すぎ。すでに暗くなっているのに、ちょうど涼しいぐらいの気温。もちろん湿度なんて感じません。これなら土日の仕事は快適にできる！と信じて疑いませんでした。
しかし、どうでしょう。翌日、札幌競馬場の放送席に着いてみたらひたすら強い風...。"いやいや、こんなの朝だけだ、競馬が始まる頃には止むはず"と根拠なく言い聞かせていました。風が止むための神風が吹くことを期待していたのです(分かりづらい)。
結局、一日中止まず、日曜日になっても風の勢いは変わりませんでした。なかなか上手くは行きません。なんだかんだで快適に仕事ができる週って年に数える程度しかないのです。半分屋外ですから自然相手。我儘を言ってはいけませんね。完全に屋外での仕事が中心の方には頭が下がる思いです。
そんなおとといの札幌競馬のメインレース、エルムステークスはフルデプスリーダーが差し切り勝ち。連勝を飾りました。
この馬を管理する斎藤誠厩舎はこれで12週連続の勝利を挙げました。歴代2位の記録だそうです。毎週出走させるだけでもご苦労があるでしょうから、こちらも頭が下がりますね。当のご本人はその記録に気付かなくて、周りに言われて初めて気付いたそうです。しかし、変な欲はかかず、いつもやるべきことをしっかりこなして、気付けば偉業を達成していた、これが理想ですよね。
斎藤調教師には取材でお世話になっています(これからもお世話になります)。まだキャリアが浅い頃、美浦トレーニングセンターの取材ではよく斎藤調教師に取材させていただきました。頼りにさせていただいた、というのが正確でしょうか。なぜなら斎藤調教師はとても優しく丁寧に対応して下さるからです。
怖そうな調教師でも必要があれば取材に行くのは当然ですが、優しい調教師のところに有力馬がいればそちらを優先したくなるのは人間の心理というものです。
そういえば、ジョッキーベイビーズで息子の新騎手が優勝した時も斎藤調教師に取材させてもらったなあ...。照れ臭そうにしていて、普段とはちょっと違った雰囲気だったのが印象的です。
その新騎手も重賞を勝つまでになって、すっかり一人前です。最近ちょっと雰囲気が変わったような気がします。髪を伸ばしたからではありません。以前とは気迫が違うというか、勝負師になったというか、そんな感じです。優しい性格はそのままでいてね。
さて、今日の「競馬が好きだ！」は地方競馬の話題。木曜日に門別で行われるブリーダーズゴールドカップの展望を中心にお送りします。お楽しみに！
