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競馬が好きだ!

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昨日、今日と休日に(マスク完備で)出かけてたんですが、街から人が少なくなったように感じた大関です。

先週は中京へ出張でした。週なかばの水曜日、地方競馬記者クラブの所要で大井競馬場へ出かけていたのですが、その直前に「明日から大井競馬は無観客での実施」という発表がなされました。大井競馬場でも全レースが終わった後に「明日からは無観客競馬」というアナウンスが繰り返され、他の地方競馬場も軒並み無観客競馬というリリースが次々と。この先どうなるのか...中央競馬は?と落ち着かないまま、水曜の夜は更けていきました。

木曜日(休みだった)、昼時にふとスマホを見れば「JRAも今週末から当面無観客競馬」。戦時中、1944年のカイソウの勝ったダービーが無観客で、能力検定競走として行われたという事実はあるにせよ歴史の世界の話。お客様の声が響くことがない競馬場で実況、など勿論したことがなく、どうしたものかと思いつつも金曜は機材のセッティングで中京へ早入り。夜に出歩く気もあまり起きず、早めに夕飯を食べに行った以外はホテルの部屋に籠りっきりになっていました。

迎えた当日。やはり、1レース前は自分が実況するわけでもないのにどうも落ち着かない。ただ、実際レースが始まれば、実況のバックアップと馬を追うことに集中しているので、そこまでは気にならないという印象でした。実際自分が実況する段になっても、馬名を何度も口に出して覚えて(30半ばになると記憶力が如実に落ちてくるので、その分口に出す回数を増やすようにしています)、実況する時になればスイッチが入るので、実況の最中にいつもならあるはずの歓声がなくてもそこまで気にならなかったのです。


(日曜朝、実況席から。いつもと変わらぬ光景だったんです)

むしろ、レースの合間の方が「ああ、やっぱり普段と違うんだな」と感じてしまうんですね。メインレースで1・2着が写真判定になって、その結果が出ても場内は静か。表彰式もなく、場内に音楽が流れることもない。特別戦に副賞が設定されているのに大関は何事ぞ、と思われてしまったのでしょうが「その賞品を渡す、肝心の表彰式が無い」という現実に直面すると、何となく二の足を踏んでしまったというのが正直な所でした。

目前の1勝を目指す人馬の情熱はいつもと同じ。中継も実況もいつもと同じ。自分がやるべき仕事も同じ。自分としてもいつも通り実況させて頂いたつもりです。ただやっぱり何かが足りない。ファンの皆様の歓声があった方が絶対にいいです。競馬ビギナーの方に「一度競馬場でレースを見てみてください」といつも語っている立場、としても。早く通常どおり、ファンの歓声がこだまする競馬場で実況できる日が戻ることを、切に願います。

( ´-`).。oO(少なくとも体は元気なんだ。うがい手洗い消毒を励行しつつ、自分なりに経済を回すことに貢献しよう)

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、地方競馬の話題を中心に。5日(木)に迫った交流JpnII=エンプレス杯の話題を中心にお送りします。地方競馬も無観客競馬が多く出ていますので、勝馬投票券の購入はぜひ電話・インターネット投票で。詳しくは各主催者のホームページなどでご確認ください。では、本日の放送もお楽しみに!


(いつもと同じなんですよ。仕事の後のビールの味も)

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