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競馬が好きだ!

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このコラムを担当してちょうど1年になります。苦しい1年でした。毎回、特に書くことがない。捻りだした挙句、大した内容も出てこない。競馬に関係のないことも多々書きました。このスタンスは今後も変わらずに続けていきます。お付合いいただけるようでしたら、どうぞよろしくお願いします。

1年前も書いたのですが、秋の新潟は晴れていると午前中はずっと直射日光の中で喋らなければいけません。それは去年経験済みだとはいえ、やっぱり先週も大変でした。特に直線1000m戦でそれを痛感することになります。

直線1000m戦は、双眼鏡で眺めても1頭1頭がかなり小さく見えますし、スタートしても馬群がほぼ正面からしか見えない上、どれがリードしているかあまり見分けがつきません。ですから、前半の500mぐらいはモニターを見ながら喋っています。車載カメラの映像だと斜めからのアングルなので順位は比較的見やすいのです。

しかし、先週はあまりに天気が良すぎて日差しが強く、テレビモニターが逆光によってほぼ見えない状況に!写真のテレビの様子は真っ暗に見えますが、実はちゃんと映っているんです。テレビ自体には何も不具合はない。写真の印象よりも実際はもう少しよく見えるのですが、レース中に瞬時に馬を見分けられるほどの状態ではありません。

双眼鏡もモニターも使いづらい。どうしたらいいのか...。困った末に、最終手段としてターフビジョンを双眼鏡で見ることにしました。ターフビジョンはさすがに発光度が高いですし、逆光で見えなくなることはまずありません。見えなかったらお客さんから苦情が来ますものね。

とりあえずこれで対策は万全。早く本番が終わって楽になりたい、と思っていたら、スタート直前の放馬...。放馬になると時間的に猶予ができるじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、放馬になると事態がいつ収拾するか分からないので、長い間実況席を離れるわけにもいきません。一応、席に張り付いていなければならない状況が続きます。

別に席を離れる離れないは本来どうでもいいのですが、強い暑い直射日光の中ですからね。早く実況を終わらせて一旦席を離れたいわけです。結局、ゲートを突き破って走り出した馬はゴールの先まで駆け抜けてしまい、疲労が著しいため競走除外となりました。思ったほど時間はかかりませんでしたが、予定以上に日差しを浴び続けなければならないのは辛いものがありました。

今回、初めてターフビジョンを双眼鏡で眺めたのですが、意外と画像が粗いんですね!まあ、本来は肉眼で遠くから眺めてちょうどいいようにできているものですから特に問題はないのですが、双眼鏡で見るものではないことは分かりました。とにかく仕事は普段通り終わらせるのが一番。来年、新潟に行く時は全部天気は曇りぐらいがいいなあ...。

だんだんと自粛ムードも薄れ始めている世の中ですが、帰りの新幹線もコロナ禍にしてはかなり混んでいました。去年から新幹線なんて座り放題とまではいかなくても客が少なくて快適だったですが、久々に立ち乗り客の姿を見ました。懐かしい光景だななんて呑気なことを言ってみたいものですが、まだまだ油断はできません。しかし、このまま元に戻ってほしいことは確かです。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。14日(木)に門別競馬場で行われる2歳牝馬の交流重賞・エーデルワイス賞の展望などをお送りします。お楽しみに!

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