こんばんは、大関隼です。

先週は札幌で、日曜にはキーンランドカップとワールドオールスタージョッキーズ（ＷＡＳＪ）の実況担当でした。実はワタクシ大関、ワールドオールスタージョッキーズ、いわゆる騎手招待競走というレースを初めて実況したのです。

馬名に加え、騎手の名前をフルネームで言う事を実況で求められるというレースで、当然えることが多い故に実況も難しい。という訳で、直前の１週間は緊張したのなんの！ＧＩを実況する週くらい。救いは水曜に誰がどの馬に乗るかが発表されるので、覚える時間が取れるというくらいでした。

という訳で、水曜にはこんなものを作って対応。




これを読む。読む。ひたすらに読む。暗記物は音読が良いのだよ、と受験生時代に予備校で言われたことがこんな所で証明されるとは。多分、枠順が出る前に５００回は読んだでしょう。

そして枠順が出て塗り絵をしてからも、ひたすら読む。読む！その成果か？いざ当日、多少なりとも頭に入っていきやすかったので、安心感があったのは確かです。

（土曜日、オープニングセレモニーの様子。この時にも緊張してた大関）


勿論、実況して聴き直してみると反省点は多々ありますし、１頭（２頭）が完全に抜け出した形で実況しやすい展開になって恵まれてもいました。それでもアドレナリンが結構出ていたようで、終わった後には、ああ、良いレースを実況させて貰った、いい勉強になったなぁという気分でした。

ちなみに、今回の札幌で一番印象に残ったのは、最終（第４戦）をハナ差で制し、大逆転でシリーズ総合優勝を決めた、初出場のユーリコ・ダシルヴァ騎手にＪＲＡ初勝利のインタビューをした事。とにかく陽気だったダシルヴァ騎手、集まったファンの方々に向けて喜びを爆発させていました。外国人ジョッキーのＪＲＡ初勝利インタビュー、ワタクシ大関「偶然にも」結構担当する機会が多いのですが、初勝利の喜びをこんなに大きく表現していたのは初めて見るかも、と思ったくらい。こっちも嬉しくなるような！

あの笑顔を見ると、それだけ熱い思いを持って各ジョッキーが腕を競っていた、そんなレースを実況出来て良かったな、と思いましたね。カナダでリーディングを４度獲得している名手、ぜひまた日本で騎乗する日が来て欲しいところ。

ちなみに、レースを実況したあとの塗り絵はこんな状態。書き込みだらけになってた...。




さて本題。今日２９日（火）の「競馬が好きだ！」は、今週の注目レースの話題を中心にお送りします。明日３０日（水）には大井で秋の東京盃、ＪＢＣスプリント路線につながる重賞アフター５スター賞、３１日（木）には門別で２歳牝馬のリリーカップとまた注目のレースが。お楽しみに！