GIを勝つということは大変なんですね。いや、あくまで一般論として。
素質は誰もが認めていて、いつかはGIを勝てると多くのファンが応援しているのに、なかなか勝てない。そういう馬は過去にもたくさんいました。
特にGIになると勝てなくなる馬は、展開のアヤなどに関係なく、馬がプレッシャーか何かを感じてしまうのでしょうか。馬は賢い動物ですから、十分考えられます。
連勝中で来ているからといってGIを勝てない場合もある。好調を持続させるのは人間でも大変です。
しかし、そういう馬こそファンが多いのですね。余計に応援したくなる気持ち、よく分かります。判官びいきってヤツですね。
アスリートに比べて競走馬の現役生活はとても短いですから、その儚さのようなものもファンの心を掴むのでしょう。
そういえば相撲の世界でもそういう方、いましたよね。大関までは昇りつめたけど、あと一歩の横綱が遠い...というケース。
もうなれないんじゃないか...と思った当時のファンは多かったと思います。でも、その方はついに横綱になれた。
ですからGIまであと一歩の馬だって、諦めなきゃ何とかなるのかもしれません。馬に諦める、諦めないってあるのかな?馬に聞けるものなら聞いてみたいですね。
藤沢和雄元調教師がテレビ番組の取材で、馬も歳を取るとだんだんモチベーションが下がるんですよ、的なことを仰っていたのを観て、やはりそういうものなんだと非常に興味深かったです。
となると、ファンがとても多いあの馬もモチベーションが下がる前に、早くGIを獲ってほしいですね。
秋の中山開催はおとといで終了。放送機材の撤収が終わり、外を眺めてみたら素敵なサンセットが...!"秋の日はつるべ落とし"です。
さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。6日(木)に笠松競馬場で行われるオータムカップの展望をお送りします。お楽しみに!