お知らせ:

競馬が好きだ!

番組へのお便りはこちら
こんばんは、大関隼です。

 今日会社で仕事をしていると「サウスヴィグラス死す」というニュースがリリースされました。地方競馬の生産界を長きに渡り牽引したと言っても過言ではない、まさに巨星が堕ちたという知らせでした。

 サウスヴィグラスは去年まで地方競馬チャンピオンサイアー3連覇を達成。現役時代に2003年のJBCスプリントを勝った快速馬でしたが、産駒にもそのスピードは確かに受け継がれていました。去年ヒガシウィルウィンがジャパンダートダービーを、キタサンサジンが東京スプリントを勝つなどダートグレード路線でも活躍馬を出した矢先の出来事、牡馬で交流GIを勝った馬が現状ヒガシウィルウィンしかいないだけに、後継種牡馬としての役割も期待される事になりそうです。

 サウスヴィグラスといえば、やはり現役時代よりも種牡馬としての活躍の方が個人的には印象に残っているでしょうか。中でもラブミーチャン。初めて中央に参戦してダート1200の2歳500万下をレコード勝ちした時、たまたま京都出張でレースも現地で見たのですが「凄い馬が出たのかもしれない」と直感的に思ったものです。そこからの活躍はご存知の通り。NARグランプリで「2歳馬で年度代表馬選出」という快挙を成し遂げ、当時実況デビューしたての駆け出しだった自分も柳江仁調教師にインタビューさせて頂いたこともありました。

 以来、実況経験を積んで地方の交流重賞を実況録音、取材に行かせて貰う機会も増えると、愛着も沸いて来るもの。何とかもう1つ交流JpnIを勝って欲しい...という願いは実現しなかったものの、中央の強豪をその快足で置き去りにしていくシーンを2012年の東京盃で実況できたことなどは、自分にとっては素晴らしい財産になりました。

 そんなラブミーチャンも今や繁殖牝馬として第二の馬生に入り、すでに最初の子供が3歳。中央に登録されながらも未出走で北海道へ移籍したようですが、無事にデビューを迎えて、サウスヴィグラスの血をつなぐ役割を担って欲しい、と願っています。

 さて、今日の競馬が好きだ!はそんなサウスヴィグラスの足跡を、懐かしい実況録音も紹介しつつ中野アナとワタクシ大関が振り返っています。どうぞお楽しみに!



お知らせ

お知らせ一覧