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競馬が好きだ!

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先週の新潟は大変でした。特に日曜日、暴風が吹いたんです。まるで台風のような一日。

気温もグッと下がり、もはや冬に逆戻り。もっとちゃんとした防寒着で臨めば良かったと思います。外にいるのがとにかく辛くて、必要以外はすぐ部屋に入り、寒さをしのいでいました。

雨も降ったりやんだりで、いつ雨が放送席に吹き込んできてもおかしくない天気。結果的にですが、私が実況している時間帯が一番ひどかったですね。最後の6レースの前に暗くなり始め、雨の勢いは最も強くなっていきました。「早く発走してくれ!」と、これほど強く思ったことはありません。視界が暗くなって、馬が見えなくなったら大変ですもの。まあ、どこかの競馬場で「いいぞ!いいぞ~!」と喜んでいるアナウンサーもいたでしょう。何とか無事に"逃げ切り"ましたが...。

暴風と申し上げた通り、実際、競馬場のある新潟市は暴風警報が出されていました。油断していると、手元の資料などが本当に"飛んで"しまうんです。どこに飛んでいくか分かりません。我々の隣では、ノートが風に舞って上の階まで飛んでいったなんて話も聞きました。

しかも、そういう時に限って文鎮などの道具が見当たらないのです。文鎮などの重しは、主場での中継に備えてそちらに持って行っているので、第3場には基本、置いていません。ですから、いらなくなった乾電池を束ねたものを文鎮代わりに使ったり、ガムテープを重しに使ったりしてしのいでいました。それでも強風が直撃したらひとたまりもありません。重しごと動いてしまうのです。結局、軽いものはなるべくベランダに置かないようにすることにしました。

しかし、実況の際に使う塗り絵(カンペ)や新聞などの資料は、レース中手元に置かないわけにはいきません。そこで、塗り絵を止めるクリップごと机にテープで張り付けたり、肘で新聞を押さえながら喋っていました。ただでさえレース実況では余計なことに神経を使う余裕がないのに、すべきことが増えるのは災難というものです。

以前も書いたように、3月に名古屋へ行った時も雨が吹き込んできたり、雨漏りもあったりと、とんだ一日でした。あの時と同じように放送機材にはビニールを被せたのですが、あの時よりも風が強すぎて被せるまでに時間がかかりました。しかもビニールが剥がれてしまったこともありました。剥がれないか心配しながら過ごさなくてはなりませんでした。

一方で、中山はまさに晴天で、皐月賞にふさわしい舞台だったようですね。当然、多くのファンがこのレースに注目していたわけですから、こんな話を書かれても、そうだったんだ~で終わってしまうのでしょうね。悲しい...。

私が第3場に行った時は何かが起きるのでしょうか。イヤな傾向ですね...。「アイツと第3場に行くとロクなことが起きない」と思っているアナウンサーが増えそうで困ります。今週は良い天気でありますように!あっ、今週は第3場じゃないけどね。

一応、写真は当日の新潟の様子です。悪天候なのは伝わるけど、風の強さは伝わらない写真ですみません。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。21日(水)に名古屋競馬場で行われる東海クイーンカップの展望などをお送りします。お楽しみに!

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