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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関隼です。

冒頭の文言は、1990年のダービー直前に出た「優駿」の中のダービー馬を探す連載「ダービー探偵団」の中にあったものだと記憶しています。父親がハイセイコーで競馬に夢中になった世代で、物心ついたころから長男のワタクシ大関は見事に競馬ファンになるよう教育されたわけです。茨城の実家では「優駿」を定期購読していたので、小学1年生で漢字もあまり読めない頃から手に取れる環境でした。

そして、この年のダービーが、記憶にある一番古い日本ダービー。確か、テレビの競馬中継で子供心に気になっていたのが、目立つ白い馬体(芦毛)のハクタイセイでした。前述の「優駿」の中に、「白いハイセイコーの子」と大きく載っていて、その前も皐月賞を勝っていて、凄いジョッキーらしい武豊騎手。強いんだろうなと思ったら、すぐ前にいたアイネスフウジンに突き放されて敗戦。ダービーって難しいレースなんだな、と思ったものです。

そこから17年、縁あって自分はラジオNIKKEIに入社する事になりました。当然、入社直後は研修期間、土日は休みという勤務になるのですが、最初に勤務として競馬場へ行くことになったのが、日本ダービーの日でした。

それまで、何度かダービーデーの東京競馬場に行った事はあったのですが、スタンド8階で味わうダービーデーの雰囲気は、ファンとして行っていた東京競馬場とはまったく違うのです。ダービーの前には歓声がスタンドの下から突き上げてくるような感覚。味わったことのない衝撃に戸惑いながら見たダービーは、牝馬ウオッカが他の牡馬17頭を置き去りにして行く、というこれまた衝撃的な結末でした。

あの日から、ダービーというレースの、というより競馬の見方が変わったような気がします。出るだけでも大変な名誉、まして1頭しか浴することの出来ないダービー馬の栄誉の重さに、背筋が伸びるような気分と言ったら良いのでしょうか。

去年、ディープスカイ以来8年ぶりにダービーデーの府中に行っても改めて感じたダービーの重み。3歳500万下の実況で、あれだけ緊張したのは多分初めてでしょう。「俺、この前のNHKマイルカップ(GI初実況)よりも緊張してるんじゃないか?」と思ったくらい。

逆に言えば、ダービー当日だからこそ、そんな緊張感を「味わわせて貰える」のでしょう。今年も、ダービーデーの東京で4R~6Rの実況という同じ仕事をするので、この緊張感の中で、去年よりは良い仕事をしなくては、と身を引き締めています。

そして、出来ることなら、今年もたくさんの方にダービーを見て頂きたいのです。1度現地で見るときっと、競馬観が変わると思うのです。10年前の自分がそうだったように。

(↓去年のダービー発走直前、放送席から見たスタンド。人で埋め尽くされる、ってこういう光景ですね)


( ´-`).。oO(仕事をしていると思うのですけど「ダービーへようこそ」って良い響きですね)



(↑去年は15時時点で13万人超え。さあ、今年はどうなる...)



さて本題。今日23日(火)の「競馬が好きだ!」では、今週の主な地方重賞(24日門別・赤レンガ記念、25日園田・のじぎく賞=グランダムジャパン3歳シーズン第7戦)の見所を中心にお送りします。そして、地方競馬でもダービーで28日(日)の九州ダービー栄城賞(佐賀)で各地のダービーが名を連ねる「ダービーシリーズ」が開幕です。ぜひ、初夏の競馬を楽しみましょう。中央も地方も!

★今後1週間オッズパークで購入可能な主な地方重賞★
24日(水) 赤レンガ記念(門別)
25日(木) のじぎく賞(園田)
27日(土) 九千部山賞(佐賀)
28日(日) サファイア賞(盛岡)
28日(日) 九州ダービー栄城賞(ダービーシリーズ・佐賀)

※来週6月1日(木)には北海優駿(ダービーシリーズ・門別)




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