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競馬が好きだ!

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怒涛の3月が終わろうとしています。3月は中央競馬では重賞が一番多い月です。春のクラシックなどGIに向けてのトライアルが数多く行われるので、必然的に多くなってしまうわけですね。

注目度の高いリステッド競走もありますし、何となく慌ただしい感じになります。毎年この時期になると、いよいよ忙しくなるぞと気合を入れて臨みます。まあ、やることはそれほど変わりないのですが。

次に重賞が多い月が11月。これは春と傾向が違って、GIシーズン真っ盛りの時ですね。おそらく2歳GIに向けてのステップレースが多くなるので、重賞が多いのだと思います。特にエリザベス女王杯が行われる週は土日合わせて重賞が5つ(ジャンプも含む)!これも今や恒例となっていますが、1週分の重賞数が最も多い週になります。5つとも毛色が違う重賞なので、バランス良く並べたものだと感心しています。

どの週も毛色が似た重賞は並べないようにしているのが最近の傾向ですが、私が競馬を見始めた頃はもっと違っていました。例えば90年代半ば同じ日に行われていた重賞としては、1月では古馬中距離の重賞・アメリカジョッキークラブカップと日経新春杯、3月では中山記念と阪神大賞典(若干毛色が違うとも言えなくはない)、5月にはダービー前哨戦のNHK杯と京都4歳特別、7月にはともに2000m戦の七夕賞と高松宮杯、8月(または9月)の新潟3歳ステークスと小倉3歳ステークス、12月には長距離のステイヤーズステークスと鳴尾記念などがありました。

ちなみにこれらの重賞、現在は同じ週には組まれていません。当時とは開催時期や距離、レースの位置づけが変わっている重賞もあります。重賞の数も今の方が多いですし、もう25年ぐらい前の話と今を比べても仕方ないのは分かっています。でも、比べたくなるんです。

そう思って、勝手に比べてみました。重賞というものはGIの時期に合わせて組まれていくものですが、昔の方が馬のローテーションに合わせて重賞が組まれている印象があります。GIに向けてフェアにステップを踏めるような配置になっています。一方、現在はファン目線を重視した配置になっています。なるべく毛色の同じ重賞は同じ週に置いていない。いろいろな興味を引いてファンに楽しんでもらおうという意気込みが伝わる番組編成ですね。

もちろん、どちらが良いか悪いかの話ではありません。JRAもいろいろ考えて毎年毎年レースを編成しているのだな~なんて感心しただけです。マンネリ化は一番良くないですから、時代によって変えていくのは大切。でも、後で振り返ってこんなに違いがあったんだ!っていう発見も楽しいものです。

さあ、桜も咲き始め、いよいよ春です。去年の今頃は花見客が増えて大変なことになりましたが、今年はどうなっていくのでしょうか。今年の花見は、宴会をせずに歩きながら桜を眺めるのが主流です。私もそれをやってみたのですが、意外といいですね。人の流れが滞ることがなく、スムーズに桜並木を見回すことができます。これが主流になってもいいかな。花見のスタイルも傾向が変わるかもしれません。

今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。31日(水)に浦和競馬場で行われる桜花賞の展望などをお送りします。お楽しみに!





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