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競馬が好きだ!

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大阪の梅田にあるショッピングセンター・阪急三番街には、ブロック玩具で作られた阪神競馬場が展示されています。去年12月から展示されているそうで、出張した時には何回も見ているのですが、何回見てもすごいと思います。

スタンドと最後の直線部分を主に再現していて、ゴール前の大接戦に多くの観客が声援を送る様子が伝わってきます。競馬場に詰めかける多くの観客を再現するわけですから、人形1体1体の数が多いですし、馬場を走る馬も10体あります。ですから、かなり規模の大きい作品なのです。

本当は本物をジロジロと眺めたかったのですが、あの辺は人通りが多い場所。さすがに現場では恥ずかしくてサラっと通り抜けてしまいました。しかし、撮った写真を後にじっくり観察すると、ブロックだからといって侮れない箇所がいくつもあります。

やはり、まず目に入るのが阪神のあのガラス張りのスタンド。これは手が相当込んでいます。建物だけでも驚くのに、よく見ると中にも人形が椅子に座って観戦しているではありませんか!これはマニア心をくすぐるでしょう。

スタンドの裏側をよく見ると、阪神独特のパドック屋根があるではありませんか!この作品、正面からしか見られないようになっているので詳細は分かりませんが、後ろ側の鏡に反射した部分を見る限り、パドック側にも人形がいました。ということは、パドック自体も再現されているのかな...!?だとしたら凄すぎます。

そして馬の脚。走る躍動感を表現するために、細かく折り曲げられるブロックがいくつか組み合わされているように見えます。作るの大変そうだなあ...。

ゴール版の横にあるターフビジョンももちろん再現されています。正面から見るとビジョンの裏側しか見えません。ビジョンにレースが映る様子も再現されているのかな、なんて考えてしまいます。そうだとしたら高度な芸術品です。

せっかくの作品なんだから360度見回せるように展示すればいいのにな...なんて思ったのですが、見えないからこそ想像が膨らんで楽しいんですよね。

展示された当時のプレスリリース記事を見ると、作品に使用されたパーツの数は40000ピース。製作時間は300時間。しかもそのブロック玩具会社が認定したプロのビルダーが制作されたそうです。ちなみに作品の横には「本作品は日本中央競馬会の全面協力のもと制作されました」と書かれていました。

私も子供の頃、このブロックでよく遊んでいました。値段の高い商品だとピース数も多いので作るのに時間がかかります。誕生日に親に買ってもらって、手の込んだ商品に挑戦したこともあります。ですからこのブロックの再現性の高さ、組み立ての難しさはよく知っているつもりです。それにしてもこの作品はすごい。

もちろんこれは売り物ではありませんが、売っているとしたら相当な値段で、しかも相当分厚い説明書がついてくるでしょうね。ブロック遊びは子供の頃でも結構根詰めてやった覚えがありますが、今じゃあ続かないだろうなあ。

一方で、実際の阪神競馬場の話。石畳の観戦エリアがいつの間にかゴール前に移動していました。去年その話をこのブログでした際には、ゴール前100mぐらいのところにありました。もちろん今も感染対策で人一人分の立ち位置が四角く区切られています。やはりゴールの前で見たいという要望が多かったのでしょうか。しかし、ブロックの話をした後にスタンドの写真を見ると、ミニチュアみたいに見えますね。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。いよいよ3日に迫る地方競馬の祭典・JBCの展望を行います。お楽しみに!

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