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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。

先週日曜は香港にいました。齢三十五にして人生で初めて国際線の飛行機に乗って香港に行き、緊張の中クイーンエリザベス2世カップ(チャンピオンズデーのG1・3つ)を実況したものの海外で結果を出すにはまだまだ甘すぎる、という現実に打ちのめされて帰国して8か月弱。暮れの国際競走の時にまた行ける自分にならなくてはと誓っていた所で、幸運にもチャンスを頂き、先週金曜から今年2度目の香港へ...と相成ったのです。


(コンベンションセンターで行われた金曜のレセプションパーティー。もう凄すぎて!)

1日に複数(4つ)のG1開催、カーニバルデーとしてすっかり世界の競馬に定着した香港国際競走。盛り上がりをこれまでは映像でも感じていましたが、実際に足を運んでみると、その熱気たるや!想像以上でした。1レースから地元のファンの皆様の大歓声、そして印象的だったのは「国際色の豊かさ」。様々な国から遠征馬がいることもあり、海外から来たメディア関係者の数も桁違いでした。


(1レースの1時間くらい前のパドックです。オープニングイベントから黒山の人だかりで)


肝心の実況は...冷静さは春よりあった、とは言え自分はまだまだ甘い、と痛感させられるG1レース4つの実況でした。やっぱり海外はそんなに甘くない。日本でハイレベルな質の実況を「当たり前に平然と」出来るくらいの技量と品格を持ったところで、やっと海外で土俵に上がれるんだと。それに自分はまだまだ至っていないし、鋭い耳をお持ちの方々には「見抜かれている」。また如実に分かったのが、一番の収穫でした。

ああ、海外はパドックからコースに出てきたあと、日本よりかなり短い時間で発走。返し馬、輪乗りで覚えられる余裕を日本と同じ感覚でいると...ということは春に学ばなかったのか?自分は。だからこそ、日本以上に塗り絵を見てぶつぶつ読む、という作業の重要性が増しているのに。

反省ばかりの実況でしたが、やはり海外のレースの実況は胸高鳴るものです。今度は日本の馬が勝つところを実況出来たら、とも内心(馬券を売っている以上肩入れは禁物なのですが)思っていましたが、結果はリスグラシューとディアドラの2着が最高。ヴァーズのゴール前は正直、勝てると思いましたが...。「うわー、差し返されちゃうの!」と思いつつゴール前を実況するのがこんなに悔しいとは!

終了後、恒例の花火のセレモニーに続いてターフビジョンに映し出された文字は「再見来年(=また来年会いましょう)」。また来年ここで実況したい、来て結果を出せる自分でありたい。帰りの飛行機の中ではもうそんな考えになっているんですから、やっぱり香港という土地に思い入れが深くなっているのでしょうね。精進しましょう。チャンピオンズデーにまた行けるかな?再見香港!


( ´-`).。oO(次に来る時にはもうちょっと英語話せるようになりたい)

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」では、明後日13日(木)に園田競馬場で行われる園田金盃の話題を中心にお送りします。園田は短距離は交流重賞の兵庫ゴールドトロフィー、2歳路線は園田ジュニアカップが控えていますが、中距離路線はここが今年を締めくくる一戦。お楽しみに!



(クロージングセレモニーの花火。話には聞いていたけどこれも凄いんですよ)

★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞
13日(木)園田金盃(園田)
16日(日)中日杯(金沢)
17日(月)白嶺賞(水沢)

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