お知らせ:

競馬が好きだ!

番組へのお便りはこちら

"9月"という響きは、いかにも秋に突入した感じがしますが、例年の厳しい残暑からすると秋感はまだまだありません。しかし、今年は9月に入ると同時に涼しくなったので、気温の推移と季節感が珍しく合致しました。例年になく"9月"の訪れを実感しています。もちろんこの後また暑い日が続くこともあるでしょうから、前言撤回することがあるかもしれませんが。

競馬の世界でも先週末までが夏扱い。長いようで、終わってみれば短いのが夏競馬です。夏開催が始まる時には、毎週続く出張、過酷な暑さの中での仕事など、いろいろ覚悟することが多いのですが、いざ終わりを迎えると寂しいものです。あっという間でした。暑い暑いと文句を言っているうちが華で、いざ寒くなると、それはそれで寂しい気がするのと同じです。

それでも競馬は毎週続きます。いよいよ今週から秋競馬です。ようやく暦に追いつきます。秋といえば何を思い出しますか?私はクラシックホテルです。急に話は変わります。たまには趣味の話でもさせてください。

高級なホテルにもいろんな種類があります。街の眺望が自慢のシティホテルや、高級感あふれる外資系のラグジュアリーホテル、その土地の絶景が楽しめるリゾートホテル、都会にあるのにリゾート感を演出したアーバンリゾートホテルなど様々です。まあ、泊まる方からすれば居心地が良いかが全てなんですけどね。ですから、種類といっても分かりやすく定義づけているだけで、ホテルであることに変わりはありません。

一方でクラシックホテルとは何かというと、戦前から営業していること、西洋文化を取り入れた伝統と格式があること、という明確な定義があるようです。これはどの宿泊予約サイトを見ても似たようなことが書いてあります。そして実際クラシックホテルに立ち入ってみると、確かに歴史の重みを肌で感じます。その落ち着いた佇まいは、秋の季節にピッタリだと感じます。

私も行きつけのクラシックホテルがあるのですが(だからといってそんな近場にはないので、年に何回か行く程度)、自分だけの休息場所があります。こういう隠れ家的な場所があるのもクラシックホテルの魅力かもしれません。その場所は何と人の行き来がほとんどないのです。誰もいないからといって立ち入り禁止という意味ではありません。

もちろん立派なロビーでソファもたくさんあります。しかし、なぜか人で賑わっている様子を見たことがありません。ホテルマンが常に立っているわけでもない。少し暗い場所なので一人でいると薄気味悪くなる時もありますが、半日ソファでくつろいでいても、誰も何も言いません。昼寝をしてしまったこともありますが、ホテルマンに注意されたことなんて1回もない。とにかく不思議な空間なんです。それでも居心地が良い。

これはクラシックホテルが醸し出す余裕なのでしょうか。私も一応、客としてのマナーを考えて、食事や宿泊をした上でそこへは行っています。ソファで休むためだけに行くのは客の行為としてはあまりよろしくありませんから。そんなことをすれば罰が当たるのではないかと思わせるほどの厳かな空間なんです、そこは。昼寝をしても今のところ罰が当たっていない(はず)のは、客のマナーをふまえていたからでしょうか。

とにかくクラシックホテルはこういうところがひと味違うのです。別格といっても過言ではありません。競馬の世界もそうですが、やはりクラシックというのは特別です。最後は無理やり競馬に結び付けてみました。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。9日(木)に園田競馬場で行われる重賞・園田オータムトロフィーの展望を中心にお送りします。お楽しみに!

お知らせ

お知らせ一覧