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競馬が好きだ!

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 中山で3月に雪が降るなんて天気予報は聞いてませんでした、大関です。「雨は雪へと変わってしまった。夜更けでもないのに」ってつぶやこうとしたけどベタすぎると思ってやめました。気温差が激しい中で実況していると体力をじわじわと取られるんですよ、ホントに。そういう意味でも暑い時期の方が好きなんですけどね。


(日曜朝の中山。このまま誰もいない状況が続く、というのはやはり違和感...)

 今週も競馬場で仕事をしていると良いなぁ、って思う事は多々ありました。ルーキー秋山稔樹騎手が初勝利、と思えば西では泉谷楓真騎手が特別戦で初勝利。そして何より阪神スプリングジャンプ。オジュウチョウサンが平地に挑んでいる間に障害界を一気に制圧したシングンマイケルとオジュウチョウサン、現在の2横綱の初顔合わせは暮れの大障害を実況していた立場としてもワクワクするようなものでした。

 さすがにシングンマイケルの今の勢いをもってすれば、オジュウチョウサンとて11か月も障害を離れている状況、簡単なレースにはなるまい。他にも例年なら1番人気で不思議ない馬が集まったのだから...と思っていたら、結果はオジュウチョウサンが9馬身ちぎってのレコード勝ち。飛越によどみが無く、最終障害を飛んだ後に他馬を突き放していく姿は衝撃的ですらありました。

 あまりに強いゆえに挑む気力すら失わせる、という状況になるのが本当の王者。あのオジュウチョウサンの圧勝劇に、V9時代の読売巨人軍や、広岡・森両監督時代の西武ライオンズの姿を見たような気がするのは私だけでしょうか。大一番中山グランドジャンプは5週後、果たして挑戦者たちは王者を倒すためにどんな策を練って挑むのか、それを王者がお構いなしに捻じ伏せてしまうのか楽しみです...が、何とか、ファンの歓声が響き「全馬が無事にゴールして、拍手に包まれるゴールの後であって欲しいと思います」。やっぱり、歓声の響いてくる競馬場の方が良いですね。桜の咲く、クラシック第一弾の頃の阪神競馬場に誰もいないというのはあまり想像したくない...。

( ´-`).。oO(やっぱり、大きいレースを盛り上げるに相応しい人、っていますよね。ここぞでホームランを打てる人。そんな人もいれば、代走、守備固め、送りバントといった目立たぬ技でチームに貢献する人もいる。それはちゃんと意識しておこう)

 さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題を中心にお送りします。去年の全日本2歳優駿を制したヴァケーションが復帰する水曜大井の京浜盃、1トンのソリに挑むばんえい最高の栄誉をかけた日曜のばんえい記念等、見逃せないレースは今週も目白押しなのです。お楽しみに!

 嗚呼、やっぱりファンの皆様でぎっしり埋まる競馬場が恋しい。写真は去年の有馬記念当日の中山ですが、上の写真との落差があまりにも激しくて...。

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