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競馬が好きだ!

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先週は阪神競馬場に久々の出張だった大関です。今回は関西本場に初めて出張した小屋敷アナと一緒だったのですが、初めての関西出張はとっても充実したものだったようで何よりでした。



さて、そんな阪神競馬場と同じく兵庫にある園田競馬場。今日、外出先でこのリリースを見た時に「えっ!」と声を上げてしまいました。

「吉田勝彦アナウンサーのレース実況引退について」→こちら

1937年生まれ、御年82歳。昭和30年に実況デビュー。昭和30年と言えば自民党が誕生、右派と左派に分かれていた社会党が統一し「55年体制」の幕開けとされる年。南海を日本シリーズで破った巨人の主力は別所毅彦や千葉茂。ゴジラ映画はまだ白黒でアンギラスが登場する第2作「ゴジラの逆襲」が公開された年です。

そんな時代から実況を続け、令和の今もなお実況し続ける。82歳になった私が実況出来るだろうか?と考えてみましたが、すぐに「無理だ...」という結論に至りました。時速60キロほどで走る馬の動きを捉えることに、36歳の今も四苦八苦しているというのに。

私にとっても、吉田勝彦アナウンサーと言えば伝説の人であり、神のような雲の上にいる存在でした。そんな方と幸運にも何度かお話をさせて頂く機会があったのですが、とても気さくな方で、暖かい励ましのお言葉をいつもかけてくださる正に「実るほど頭が下がる稲穂かな」を地で行くような方でした。

数々の名シーンを彩ってきた吉田勝彦アナウンサーですが、やはり忘れられないのは入社2年目、JBC当日の園田競馬場。アンダーカードとして行われた楠賞でバンバンバンクの大捲り圧勝を「外からバンバンバンクぅー!」と熱い実況。現地で聴く吉田アナの声は、思わず引き込まれてしまう、そんな声でした。そして何より、最終レースに組まれた兵庫クイーンカップ。

「園田競馬は、明日も開催いたします。あさっても開催いたします。(場内どよめく)今日だけではありませんので、園田競馬場へどうぞまたお越しください」

この言葉にどーっと沸いた場内。すると次に吉田アナが発した言葉は「ありがとうございます」。そして場内またも大盛り上がり。まだワタクシが実況デビューする前でしたが、この一連の物語を25歳の時に現地で見届けられたことは、とても大きかったんじゃないかと感じるのです。いつかは来る時だったと分かっていても、やはり寂しい。出来る事なら、また直接お会いして話をしてみたいものです。

さて本題。今日の「競馬が好きだ」は、その兵庫・園田であさって5日(木)に行われる、園田金盃の話題を中心にお送りします。お楽しみに!

今日の写真、もう1枚は仁川駅から阪神競馬場へ向かう通路のイルミネーションをパチリと。これは一見の価値アリです。


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