あけましておめでとうございますと言いたくなる日。
2018/05/29(火) 18:30 大関 隼

 競馬ファンにとってはダービーの次の日、ですね。大関です。

 去年のダービー翌日から1年間、この日頂点に立つことを夢見て日々馬と向き合い、腕を磨いてきた関係者の方々。そしてどの馬が頂点に立つのかを1年かけて推理してきたファンの方々。あらゆる意味で競馬にかかわる人々にとっては自分が試される日。さながら大晦日のような感覚になる、それがダービーデーだ!とこの仕事を始めて数年たってから強く思うようになりました。

 

 ここ何年か「どの馬がダービー馬になるのかを当てるのがダービーだから単勝」と自分に言い聞かせて、単勝一本でダービーを見る、というのが定番になっていました。さあ、今年はどの馬にしようかと考えていて1つ自分の中で物差しにしたのが「ダービーを勝つような馬は、どこかで『これは凄い』と思えるようなレースをする」という事でした。レイデオロなら葉牡丹賞、ドゥラメンテなら皐月賞、ワンアンドオンリーならラジオNIKKEI杯2歳ステークス、キズナなら京都新聞杯、でしょうか。

 

 今年の18頭の中で...となるとダノンプレミアムの朝日杯、ブラストワンピースのゆりかもめ賞も当てはまりましたが、自分が実況していたレースということもあって余計に頭に残っていたのが「ワグネリアンの新馬戦」でした。上がり3ハロンが新馬から32秒台、同じく評判になっていたヘンリーバローズと後ろを完全に離してマッチレース。ヘンリーバローズが無事だったらクラシックの構図はどうなっていたか?という声を聞いても、皐月賞がこの馬の力ではないだろうと。17番枠は気になるけれど、「一頓挫明けでもモノの違いで勝てるほど、ダービーが易しいレースだとは思えない。2歳の時からダービーを見据えたローテ、弥生賞→皐月賞という王道を順調に歩めた事が、最後にモノを言うはず!」と信じて、買った馬券はワグネリアンの単勝でした。

 

 いやあ、もうゴール前はモニター観戦でしたが叫んでしまいましたねぇ。福永祐一騎手がダービー19回目の挑戦でついに、ダービージョッキーの仲間入りを果たしました。お父さんの「天才」福永洋一さんもジョッキー時代に叶わなかった、親子二代にわたるダービー制覇の夢を、その子供がついに叶えた。やっぱり今年もダービーは単なる競馬=ギャンブルの枠には収まらないもの、ということを表す究極系である、そんな思いを新たにしました。

 

 しかし、余韻に浸る暇もなく。また今週末からは2歳戦がスタートします。ダノンプレミアムも6月デビュー、ワグネリアンも7月の中京デビュー。夏からきちんと2歳戦を見ていくことがどれだけ大事かと感じさせられるここ数年。1年後の晴れ舞台で輝く片鱗をきちんと感じ取れる自分でいなくては...と気持ちを入れ直して、今週末から仕事に向かうことにしましょう。

 

 さて、今日の「競馬が好きだ!」は「園田競馬特集第4弾」。いまの園田を牽引する、と言っても良い40代の若き調教師、新子雅司調教師、飯田良弘調教師のインタビューをご紹介します。お楽しみに!

 せっかくなので、2008年の園田JBCで撮っていた写真をもう1枚。


 2008年JBCクラシックに出走していた、4歳の時のフリオーソ。この後地方馬初のJBCクラシック制覇を託されながら惜しくも手が届かなかった地方の星、その夢は産駒に託されることになりました。高知優駿勝ちのフリビオンなど地区最強クラスをすでに出しつつある種牡馬生活、さらに飛躍して欲しいですね。相当応援していたので...

 

 

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