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競馬が好きだ!

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 こんばんは、大関隼です。

 全国的に台風の影響で荒天に見舞われた先週は、新潟へ山本直アナと出張に行っていました。新潟は土曜までは天気が何とか持っていましたが、日曜は朝から雨雨雨の中の競馬。10月とは思えない冷え込みに体を震わせていました。

(日曜朝の新潟。雨に煙って外回りがよく見えない...こんな日は実況も気を揉みます)
 

 

 菊花賞という誇れる大一番の控えた京都競馬場も、朝から激しい雨。新潟で仕事をしつつモニターで映像を見ていても、芝のレースでみんながコースの内を空けて走り、時計もかかる馬場。「菊花賞、もしや3分10秒台かな?」なんて話を山本直アナとしていたのですが、菊花賞の勝ちタイムは3分18秒9!春の天皇賞のタイムだよ、と言われても信じてしまうような...。ただでさえ厳しい3000m戦で上がり4ハロン52秒台、3ハロンも40秒台と最近の芝のレースでは滅多に見ないような時計でした。

 ある意味本当に「強い馬が勝つ」という菊花賞だったのかもしれません。3000m戦らしくごまかしの利かないスタミナが問われ、それが無い馬は次々と脱落して行く。上がり3ハロン最速がキセキの39秒6、あとはみんな40秒超えという過酷な戦いを制したキセキは正に「本当に強い馬」なのかも知れない、と感じました。1000m毎のラップが1分4秒1→1分8秒8→1分6秒0なんて菊花賞はこの先当分見ることはないでしょう。

 これだけ重い芝の3000m戦を制したキセキの何が凄いかと言えば、夏場に中京2000mで上がり3ハロン33秒2(このレース実況してましたが強かった)、新潟外回り2000mでも32秒9の末脚を繰り出していた事。キレ味も持っていて、あれだけの重い馬場にへこたれない強さもある。

気の早い話ですが、これだけのタフさがあるなら、来年凱旋門賞でもチャンスがあるはずだ、ぜひ行って欲しいと願ったのは自分だけでしょうか。

 とは言え、今年の菊花賞がどの馬にも極限まで絞り出せと言わんばかりの、過酷なレースであったことは確か。まずはどの馬もじっくりと疲れを癒して、無事に、元気に次のレースに出てきてくれることを願いたいと思います。

 さて本題。今日24日(火)の「競馬が好きだ!」では、週なかばに行われる地方競馬の2歳重賞シリーズ「未来優駿」シリーズの重賞2つを取り上げます。25日(水)には門別でサッポロクラシックカップ、26日(木)には園田で兵庫若駒賞と2日連続です。来週になれば北海道2歳優駿、12月のJpnI全日本2歳優駿、来年のドバイやアメリカをも見据える2歳ダート路線の注目レースも続きます。お楽しみに!

 

★今後1週間、オッズパークで購入可能な主な地方重賞
25日(水) サッポロクラシックカップ(門別)
26日(木) 兵庫若駒賞(園田)
27日(金) ゴールド争覇(名古屋)
28日(土) 韓国岳賞(佐賀)
29日(日) 北見記念(ばんえい)、知床賞(盛岡)
31日(火) 北海道2歳優駿(JpnIII・門別)

 

 

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