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競馬が好きだ!

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 こんばんは。大関隼です。

 秋深まって冷え込む日が増える、と言っても、さすがに3週連続でGIが雨に祟られるとなるとお願い勘弁してよ!と天に向かって言いたくもなります。先週末も新潟へ出張だったのですが、日曜は朝からやはり生憎の雨。開催最終週ということで同時開催の中継用に使っている機材の撤収もしていたのですが、やはり雨の中で重い荷物を運ぶというのは楽じゃありません。

 

 そんな中、同じように台風接近の影響で土砂降りの雨が降る府中で行われた天皇賞・秋。新潟のメインレースの取材から放送席に急いで戻り、中野アナとモニター観戦だったのですが、スタート後に馬群からキタサンブラックが少し離れた後ろにいたのが見えた瞬間、「えっ、遅れた?」「うーん、厳しい...」という会話をしていました。それがインから徐々に位置取りを上げて、4コーナーではもう先団の一角。みんなが内を空けて走るところでロス無く挽回に成功。直線へ向くと、徐々に走りやすいコースの真ん中付近に出て行くという、モータースポーツで言うアウトインアウト?のような、流れるようなコース取り。先週、エアスピネルで富士ステークスを勝った時にも感じましたが、馬が一番伸びる所を知り尽くしているような騎乗。レース後には中野アナと「菊花賞の時にインで我慢する競馬は出来ると分かっていたけど、やっぱり凄いな...」という話になりました。春の盾を驚速のレコードで制したかと思えば、秋の盾は2000m戦になってから最も時計を要する過酷な馬場を克服して春秋連覇。あらゆる意味での強さを持ったキタサンブラックは間違いなく今の日本最強馬だ、と感じました。

 キタサンブラックの次走はジャパンカップ。ダービーで世代の頂点を極めたレイデオロとの初対決が実現します。最強馬に挑む若き挑戦者に世界の強豪が加わり(というメンバーであって欲しい)繰り広げられる熱戦、1か月後がもう楽しみになって来ました。秋華賞や菊花賞でも感じたのですが、雨の中の決戦ってまたドラマチックに感じるのは自分だけでしょうか。

 さて、今日31日の「競馬が好きだ!」は、今週末に迫った地方競馬の祭典、JBCの話題をお送りします。1年前、川崎の盛り上がりを肌で感じてから1年、「1日でJpnIを3つ」という、ここでしか感じられない高揚感、熱気、競馬場に足を運んでくださる皆様のテンションの高さを味わえる、大好きなイベントなのです。今回は、31日にJBCレディスクラシックとスプリント、前日の2日(木)にJBCクラシックと、番組2回に分けてお送りします。

 今年の舞台は2年ぶりの大井。ホワイトフーガのレディスクラシック3連覇成るか、コパノリッキーが史上最多のGI(JpnI)11勝目をかけて挑むのは初の1200m戦になるスプリント、その手綱を託されたのが森泰斗騎手、JBCクラシック9勝目という大記録に挑む武豊騎手とコンビを組むアウォーディーなど、今年も見所満載のJBCです。


 せっかくなので、過去にJBCの現場で撮ってきた写真を何枚か。

 2008年、入社後初めて現地で見たJBCは園田。ヴァーミリアンがJBCクラシック2連覇。


 2009年、JBCクラシック3連覇。歴史に残る新記録、GI(JpnI)8勝を飾ったヴァーミリアン。

 
 2013年、金沢で初のJpnIは1日に3つ。スプリントでエスポワールシチーが後藤騎手とのコンビで完勝。




( ´-`).。oO(ちなみにワタクシ大関、今年もJBCの取材で大井へ。これで10年連続JBCデーは現地です)


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