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競馬が好きだ!

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先日、海苔弁を眺めていたら(その後食べた)、すぐにあれが思い浮かびました。そう、黒塗りされた重要文書、いわゆる"のり弁"です。

思ったより海苔弁と"のり弁"はよく似ていたので感心してしまいました。海苔弁ってだいたいおかずが海苔の上に乗っかっているタイプが多いですが、今回出くわしたのはおかずとご飯が別々になっているタイプ。海苔とご飯だけの光景って意外と見る機会がありませんでした。

ですから、ほぼ白と黒だけのコントラストを見ていると黒塗り文書にしか見えてきません。"のり弁"だなんてふざけたネーミングだと思っていましたが、言い得て妙だったのですね。恐れ入りました。

しかし、ネーミングはともかくとして、開示した文書がほとんど黒塗りというのは一般社会では考えられないことです。国やお役所の論理だか何だか知りませんが、開示を求めているのは一般社会の人。そんな人たちに分かるような情報開示がなされなければ、独裁と変わりありません。そんなことをやっている国を国家と呼べるのでしょうか。

昨日は、35年ぐらい前の中山競馬場にタイムスリップした夢を見ました。妙にリアルな夢でした。まだ夢見心地でこの文章を書いています。ついつい飛び出す過激な発言をお許しください。でも、海苔弁の話は夢ではありません。だから黒塗りにもしません。

さて、たまには競馬の話を。昨日のマイルチャンピオンシップではグランアレグリアが引退の花道を飾りました。文句なしの強さでした。天皇賞から中2週で間隔が短いし、安田記念みたいに不完全燃焼で終わったらどうしようと思いましたが、杞憂に終わりました。マイルでは水を得た魚のようでしたね。

昨日はBSの現場にいて、管理する藤沢和雄調教師のレース後の電話インタビューを耳にすることができました。「天皇賞使ってごめんなさい(笑)」というコメントが印象に残りました。しかし、得意の距離だけでなく2000mの舞台にも果敢に挑戦したことは拍手を送りたいと思います。

藤沢厩舎でマイルの名馬と言えばタイキシャトルがいました。この時は外国産馬に様々な規制がかけられていた時代だったこともあり、マイルより長い距離での走りは見られませんでした。きっとそれなりの競馬はしてくれたと思います。グランアレグリアの挑戦は、ニ十数年ぶりにあの時のファン心をくすぐってくれました。

強い馬が人気に応えて勝つシーンはよく見ますが、強い馬が本当に強い勝ち方をするシーンはなかなか見られないものです。その点でグランアレグリアが勝つ時は毎回が凄い。

私はこの馬が勝ったレースを2回喋らせてもらいましたが、2回とも悔いが残っています。この馬の強さを伝え切れていなかったと今でも反省しています。それだけにもう一回ぐらいリベンジの機会があればと思っていましたが、ついに叶いませんでした。

まあ仕事ですからそんなものだと割り切っていますが、次にそういう名馬に出くわした時には、この悔しさをぶつけられたらいいですね。そういった意味でも、グランアレグリアは生涯忘れられない名馬になることでしょう。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。24日(水)に笠松で行われる笠松グランプリと25日(木)に園田で行われる兵庫ジュニアグランプリの展望をお送りします。お楽しみに!

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