今年も西日本の秋競馬は中京で開幕。着順掲示板の横にある植え込みは、ハロウィンのかぼちゃの絵が描かれたシートに覆われていました。可愛らしいですね。テレビの競馬中継でご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。
ハロウィンで使われるかぼちゃのランタンは、「ジャック・オー・ランタン」って名前なんですね。知らなかった...。
いよいよ今週は中央競馬3日間開催です。今年は3月以来ですが、あの時は3場を変則で行いました。
当時、私は中京へ出張していましたが、土・月曜日の開催でした。間の日曜日は競馬場には行かず、ホテルで翌日の準備をしていました。まあ、割合マイペースに過ごせるわけです。
出張先にいると、これが休みだったらどれだけ楽しいだろうか...と思うことがあります。しかし、いざ出張先で自分の時間が自由に取れるとなると、どうしていいか分かりません。
せっかくの機会だから、いろいろ観光してみようか...。しかし、どうも気分的にしっくり来ません。そもそもが観光目的ではないからですね。
結局、その日は名古屋駅周辺のビルをひたすら探索していましたが、一体自分は何をやっているのだろう...と不思議な一日でした。ですからある意味で思い出深いです。
今回の3日間開催は2場で3日間連続。スタンダードなパターンです。
3日目の月曜日はJRAアニバーサリーデー。ファンの皆さんに日頃の感謝を込めて様々なイベントやキャンペーンが行われます。
中でも20年前と10年前の年度代表馬の名前を冠したレースが行われますが、20年前、2002年の年度代表馬はシンボリクリスエスです。もう20年も経ったのかと私は驚きを隠せません。
シンボリクリスエスのレースを初めて観たのが2003年の有馬記念。この馬の現役最後のレースでした。
知り合いが来賓席のチケットを譲ってくれたお陰で、最高の眺めで楽しむことができました。感謝してもし切れません。
その知り合いも隣で観ていたのですが、何とシンボリクリスエスの単勝を1万円買っていました。当時、私たちは大学1年生(彼はすでに20代だった)。学生としては簡単に勝負できる額ではありません。
しかし、彼は欲しいものなら高額でも手を伸ばすタイプ。単勝1万円勝負はいとわないのです。というか、シンボリクリスエスが強いと信じていたのでしょう。
オリビエ・ペリエ騎手が騎乗したシンボリクリスエスは、最後の直線であっという間に後続を突き放し、9馬身もの差をつけてゴール。隣の彼は「ペリエ~!ペリエ~~!!」と大声で叫んでいました。
彼はとにかく声が通るのでとてもうるさかったのを覚えています。単勝1万円勝負ですから仕方がありません。シンボリクリスエスの豪脚は忘れられませんが、それと同時に彼の絶叫も記憶に残るものでした。
さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。15日(木)に園田競馬場で行われる西日本ダービーの展望をお送りします。お楽しみに!