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競馬が好きだ!

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先週木曜日、船橋競馬場のダートグレード競走・第66回クイーン賞の実況中継をお送りしました。聴いて下さった方、ありがとうございました。クイーン賞自体の売上げもすごかったようです。千葉県競馬組合によりますと、8億円を超えました。これまでクイーン賞売上げレコードが5億円あまりだったので、大幅なレコード更新!

それだけではありません。その日トータルの売上げが約21億9300万円で、船橋競馬に限れば9月の日本テレビ盃の約20億8000万円を超えました。交流GIのかしわ記念以外で1日20億円超えは、今年の日本テレビ盃が初めてで、今回が2回目だったということです。

中央競馬でも毎週、1日の終わりに売上げを見るのですが、だいたい前年比100%を超える日が多いですね。超えなくても、大幅に下回る日はほとんど見たことがありません。このご時世の中、自宅でできる娯楽として競馬を選択する方が多いという証拠だと思います。

だからといって、コロナを追い風にしているという言い方はしたくありません。日本が、世界が逆境にさらされている中、競馬が行われていること自体がありがたいと思わなければいけない。私は仕事に向かう時はいつも、そのことを自分自身に言い聞かせています。今いる現状は当たり前のものではない、奇跡的なことなのだ、と。

4月に緊急事態宣言が発令された時、競馬を開催するか否かで主催者側は緊急会議を行いました。私はその時、これはいよいよ競馬も終わったかも...と諦めかけたことをよく覚えています。競馬が行われていなければ我々の仕事も商売上がったりですから、生きるか死ぬかの状況に追い込まれるわけです。実際、野球やサッカーその他の競技はしばらく中止になっていたことを考えれば、十分あり得た話です。

あの時の、息の詰まるような、悲痛とも言える気持ちを忘れてはいけない。惰性で仕事をしそうになる甘い自分が頭をもたげそうになる時、常々それを思い出すようにしています。

話は少し戻って、船橋競馬場は今年最後の開催が終わりました。ナイター開催なのでもちろん内馬場にはイルミネーションが点灯していました。無観客開催の時も同様にイルミネーションは点灯していたのですが、お客さんのいないイルミネーションは開店休業感があって嫌ですね。やはりイルミネーションはお客さんがいるからこそ映えるもの。今回はお客さんを入れるようになって初めて船橋競馬場に行ったので、その光景が見られて少し安心しました。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。10日(木)に名古屋競馬場で行われるダートグレード競走・名古屋グランプリの展望を中心にお送りする予定です。お楽しみに!

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