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競馬が好きだ!

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ある日、コンビニプリントで競馬新聞を買おうと自販機に500円を入れたのですが、何度入れても戻ってしまうのです。

2回ぐらい戻ってくる時はたまにあります。しかし、それ以上やっても戻ってくるので、おかしいな...と思い、投入口をよく見ると「新500円硬貨には対応しておりません」とのこと。

まさか...と思い、手元の硬貨をよく見ると新500円でした。いつの間にか手に入っていたのです(と言ってもお釣りの時にもらっただけですが)!

まあ新貨だろうが旧貨だろうが価値は同じですから大した話ではありません。しかし、その2日前ぐらいにたまたまテレビで新500円硬貨の特集を観ていたので、それが間近にあるとちょっと驚きます。言ってみれば、いつもテレビで観ている人がいきなり目の前にいると、それが芸能人であろうとなかろうと少なからず驚いてしまう心理みたいなものでしょうか。

この新500円、以前のものから細かな変更が加えられています。まず中心円と外周円で色が異なっています。違う金属を使っているのでしょうか。それから旧貨よりも光を反射しやすい感じがします。光が当たる時の輝きがより鮮やかに見えますね。

そして、側面には斜めにギザギザの線が刻まれています。これは旧貨も同じ。しかし、新貨は線の間隔が空いていたり狭まっていたりして、所々形が異なっています。

極め付きは、大きく「500」と書かれた「0」の部分をよく見ると、その内側に文字がうっすらと浮かび上がるようになっているところです。下に傾けた時は「JAPAN」、上に傾けた時は「500YEN」の文字が現れます。これは旧貨にはない大きな特徴の一つです。

その他にも、表面の縁に微細な「JAPAN」と「500YEN」の文字が刻まれているなど、一見すると分からないようなギミックな多く施されれています。見比べてみると素人ながら本当に感心します。

硬貨偽造をやろうなんて、生まれてこの方考えたこともありませんが、本気で偽造に取り組もうとしている人(そんな人がいない世の中を望む)からすると、してやられた!と思っているでしょうね。

高校時代に紙幣の偽造がテーマの小説を読んだことがあります。とてもスリリングでした。しかし、紙幣を偽造する描写があまりに詳細で長く、読むのを諦めそうになったことがあります。材料や作り方などが一章分ぐらい詳細に書かれていて、これを読むと本当に偽札が作れるのではないかというぐらいです。

今考えると、何で作者はこんなに偽札作りを細かく描写したのでしょうか。フィクションならある程度で妥協しても面白さは変わらないような気もするのですが、そこはやはりリアリティの追求があったのでしょうか。それとも、"こんな詳細に作り方を書いても偽札はできやしないから、諦めた方が良いよ"という、皮肉にも似た暗示が込められているのでしょうか。

いずれにしても、20年ほど経った今でもその小説のことを考えてしまうなんて、すっかり作者の術中にはまっていますね。

また今日もコイツは競馬と関係ないことを書いて...と腹が立っている方もいるかもしれません。しかし、競馬と密接な関係がある話ですよ。だって"お金"ですから。

さて、今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題。週の半ばに行われるメインレースの展望をお送りします。お楽しみに!

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