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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。

先週日曜には京都競馬場で、2019年の年度代表馬となったリスグラシューの引退式が行われました。宝塚記念での圧巻の2番手抜け出しから、超小回りのムーニーバレーで外から一気のまくりを決めて突き抜けたコックスプレート、そして超豪華メンバーの中、直線で後続を置き去りにして行った有馬記念。年間国内海外で唯一のG1・3勝、文句なしの年度代表馬となった2019年の活躍は目覚ましいものでした。本当に引退してしまうのが惜しいくらい...。

そういえばリスグラシューを実況する機会はどれくらいあったかな?と振り返ってみると、3回ありました。2018年12月の香港ヴァーズ、去年4月のクイーンエリザベス2世カップ、そして秋のコックスプレート。そう、全部海外だったんです。3番目はどこでもドアで行けるオーストラリアでしたが。

最初の香港ヴァーズは一度ゴール前でエグザルタントをかわしたゴール前で「やった、海外2度目で日本馬が勝つところを実況できる!」とアドレナリンがぐあーっと出たものです。数秒後には心の中で「えー!何でそこから差し返すんだよ」と叫びながら「エグザルタントゴールイン!!」と口で叫ぶことになったのですが。しかし、あの香港国際競走は自分にとってターニングポイントだったとも言えます。実況に反省点があったのは確かですが、あの悔しいゴール前を経験したからこそ「もう1回来年の春(チャンピオンズデー)に此処へ行けるように頑張る」というモチベーションになったのも確かでした。

結果、翌年のクイーンエリザベス2世カップで、日本馬が勝つ瞬間を「現地で」実況することになりました。先頭にいたのはリスグラシューではなくウインブライトでしたが、もしかしたら自分の積み重ねに対して神が振り向いてくれたのかも知れぬと思わずにはいられませんでした。そして、コックスプレートでの圧勝劇。ある意味、あと少しだったリスグラシューと、ついに本格化してアウェーの地でもお構いなしにちぎったリスグラシューを実況できたことが、すごく大きな財産になったのではないかと感じています。だからこそ実況アナとして「ありがとう」を。モニター越しに都内某スタジオで引退式を見ながら、北口厩務員の涙にこちらもじーんとしながら思いを巡らせていました。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、きょう高知で行われた全日本新人王争覇戦の速報、高知の話題を中心にお送りします。お楽しみに!

最後に今日の写真。2018年の香港ヴァーズの塗り絵を。初めての香港国際競走の雰囲気は、とにかく凄かったことを鮮明に覚えています。そしてこれが最初のレースで、とにかく緊張していたことも鮮明に(笑)。



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