番組紹介

ラジオNIKKEI第1 毎月第3火曜日 17:30~17:50
協力:NCGM 国立国際医療研究センター 国際医療協力局

途上国へ赴き、現地の医療システム全体の改善に貢献する「グローバルヘルス」。
その活動経験を持つマスターと、カフェの常連客が、世界の健康問題について語り合います。
マスターが淹れるめずらしいコーヒーも登場します。
出演は、国立国際医療研究センターの明石秀親と、シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美。

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第26回「途上国の高齢化を考える」テキストデータ版(2017.11.21放送) [放送内容テキストデータ]

2017.11/27 番組スタッフ 記事URL

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聴く第26回「途上国の高齢化を考える」(2017年11月21日放送分)


<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター)
藤沢:藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表/常連客)

※ 番組では、みなさまからのご意見・ご感想を募集しております。
※ 番組宛メール送信フォームより、ぜひご意見をお寄せください。
※ お寄せいただいた内容は、番組内でご紹介させていただく場合がございます。

【NCDsと高齢化は表裏の関係】

マスター:あ、藤沢さん、いらっしゃいませ。今日は何にしますか。

藤沢:今日は外寒いんですけれども、このお店入ったらとってもあったかいので、ちょっと冷たいもので。

マスター:じゃあ、アイスコーヒーですか。

藤沢:いやあ、アイスチャイでもいいですか。

マスター:アイスチャイ、珍しい。

藤沢:インドの気分で。

マスター:インドの気分。じゃあマハラジャな感じで。

藤沢:前回はヨルダンのお話とか、日野原重明先生のお話から、NCDsって私も初めて聞いた言葉でしたけれど、非感染性疾患というんですか、感染病ではない病気。このお話を伺って、成人病とかああいうものだというお話でしたよね。

これが先進国、私達日本とか、先進国だけじゃなくて、途上国にも問題になっているというお話を伺って、私もびっくりしたんですけど、リスナーさんからもびっくりしましたというメールをいっぱい頂いていて。

例えば"ぼこちゃん"50代、男性ですけれども、「楽しく拝聴しております。先進国だけでなく、肥満などの生活習慣病は、発展途上国でも問題になっているのですね。その反対に貧困層は栄養失調という現実があり、とても考えさせられる深い内容でした。これからも頑張ってください」って。

マスター:ありがとうございます。

藤沢:ありがとうございます。ほかにも"どきんちゃん"とか"まつさん"とか"みゆたろうさん"とか"マスカットさん"とか。みんな「途上国にも生活習慣病があるってびっくりしました」という。

マスター:ああ、そうですか。そうですよね。

藤沢:意外なことだったんですけど。このNCDs、こういう感染性ではない病気で人が亡くなっちゃうというのはどういう背景があるのでしょうか。

マスター:もともとは前の時もお話したかもしれませんが、感染症だからばい菌とかにうつって病気になって亡くなってしまう。というか、あるいはお母さんと子供がよく亡くなる。とか、事故とかそういうので亡くなるというパターンが多かったわけですけれども、逆にそういうのがだんだん予防接種とかですね、母子保健のいろいろな介入というかな、支援でだんだん良くなってくる。
早く亡くなる命が減ってきて、その分だんだん長生きになってくる。
長生きになってくるに従ってだんだん生活習慣病ですね。糖尿病とか高血圧とか、がんとかもありますが、そういうのがだんだん比率として増えてくる、ということが起こっている。
その背景には逆にいうと高齢化が起こってきているということの裏返しだとは思いますけれどもね。


藤沢
:つまり高齢化が起きているということも含めて、結局、医療の技術とか保健医療とか、要するに医療技術、公衆衛生とかもあるんでしょうけれども、医療に関わる技術がすごく進んで治っちゃうよというか、治すことができるようになったというのも大きい理由ですね。

マスター:あとはその治すだけではなくて予防、例えば予防接種を広げるとか、そういう公衆衛生的なもの、あるいは水、綺麗な水とかですね、トイレの話とか、そういうことも含めて医療と公衆衛生的なそういうのがだんだん効いてきたというか、効果が出てきた。その背景があってこういうことが起きてきていると思いますけれどもね。

藤沢:そうするとますます高齢化って、結構大きなテーマ、医療の世界で。

マスター:そうですね。ご存じのように日本は超高齢化社会になってきて、世界的に見ても高齢化のトップランナーだというのは皆さんよくご存じだと思いますけれども、それが日本だけじゃなくていろんな国々で次々に起こってきているという。

だから日本よりも場合や国によっては速いスピードで高齢化が起きているということになりますよね。

【高齢者が活躍すると健康につながる】

藤沢:そうすると高齢者の人たちというのは、どういうふうにこれから生きていったらいいのか、社会でどんなふうに活躍していったらいいのかとか、いろいろなテーマがあると思うんですけれども、先に速いスピードで高齢化が進み始めている国があるとするならば、そういう国では一体何が起きているかって、ご覧になっていていい例ありますか。

マスター:それがね、途上国によく行ってるんですけど、そこの高齢者たちをきっちり見てるかというとあんまりちゃんと見てなかったなって。逆にこれ反省なんです。
ただいえるのは、例えばご高齢の方たちの居場所がある世界も多々ありますよね。

日本の昔もそうかもしれませんけれども、例えば技術を次から次に伝えるような職業であればご高齢の方が技術をすごく持っていて、あるいは経験を持っていて、それを子供に伝えていくという意味で一番技術がある人たちだし、仮にそうじゃなくても家の中であるいは社会の中でコミュニティの中で、高齢者の方が役割を与えられている、それは村を見る人かもしれないし、子供を見る人かもしれないし、そういうところがありますよね。

藤沢:やっぱり高齢社会になっていくと考えると、いくつになっても社会もしくは家、地域で役割がないかあるかというのはすごい大事になってきますよね。

マスター:そうですよね。
だからある年齢で定年、定年の後は役割がないというか、「はい、あなたリタイアですよね」ということがいいのかどうかね。
それはちょっと考えなきゃいけないのかなっていう気もしますけれどね。

藤沢:そうですよね。
最近、日本政府が人の働き方の改革とかいろいろな話のなかで、人生長くなってるので、リカレント教育という言葉を使っていて、大人になってからもう一回大学に行って勉強して、次にまた活躍できる人生を拓きましょうみたいなこと言っている。
今まで働いてきた会社で身に付けたものをずっと使って定年後も生きていくっていうんじゃなくて、また途中で新しい知識とかスキルを身に付けてもう一回活躍をする場を作りませんかとかいうのもやってますよね。


マスター
:そうですね。あとそれに近いのかもしれないですが、リンダ・グラットンさんの『ライフ・シフト』でしたっけ。

いついつまでが働く年齢で、いつからはリタイアでみたい分け方じゃなくて、あいだあいだに子育が入ったり、あいだあいだに休みが入ったりみたいな形で、定年という形じゃなくて、言い方変ですけれどもサンドイッチみたいにいろんなものが入ってくる、そういうような生き方みたいなのも確かに提唱されてますよね。

藤沢:リンダ・グラットンさんとかね「人生100年」みたいなことおっしゃってる。長くなるということはきっとそうやっていろんな人生にチャレンジしたり、いろんな役割を担うようになるとやっぱり健康にも気を遣うし。
暴飲暴食して太っちゃうと人とのお約束に間に合わなかったとか、病気になっちゃって休まなきゃいけなくなっちゃうとか、結果的にあるから自分で予防するというか。


マスター
:私は医者で、我々医療従事者って、個人の人が病気になりました。
それで、病気を治してほしいと個人個人は思いますよね。
あるいは痛みを軽減してほしいんだとか。結果として長生きしたいとかいうことに対して対応しようとする。集団にとっての健康にとってよかれと思ってやる。
そのことの結果として、高齢社会が出てくる。

高齢社会になって長生きしたんだけど、気持ちは不幸なんですという社会を目指して医療をやってるのか、保健をやってるのかというとそうじゃないだろうなと。

じゃあその先に何を見るのか。
あるいはその先にどういう世界を描くのかという、そのことが今問われてるような気がするんですよね。
そうすると、それこそ藤沢さんの広い知識なりご経験で「こういう社会もあるんじゃないの」あるいは「こういう未来像がいいんじゃないの」とか、もしあればお聞かせいただければと思います。

藤沢:丸投げされてどうしようという感じがありましたけど。

でも、ぜひリスナーの皆さんにも、ずっと現役でいれるというか、死ぬまで幸せにいるために、どんなこと考えてらっしゃるかとか、それからどうあるべきかとか、アイデアあったらぜひ聞かせていかせていただきたいと思います。
あと私なんかいろいろな会社で役員とかアドバイザーとかやってると、会社の中には一回お辞めになった方々が実はいっぱい知恵を持ち、実はこの何十年かの間に機械化とかシステム化が進んでしまって、何でこういうシステムを作ったのかとか、どういう理由でこういう機械化になったかという、原理がわからないまんま機械システムを使ってる人たちがいて、トラブルが起きた時にもしくは新しい技術新しいものを作ろうと思った時に根本原理がわからないからできないということがある。

それで退職された方に「すいません、もう一回持って戻って来ていただいて、もともと何があったのかというようなところから一緒に新しいシステムとか機械を考えてくれませんか」というのもあったりするんですね。
そうやって再び昔の知恵とかを使いながら会社で活躍していただくというのをもっといろいろな会社がチャレンジするというのもあると思いますね。

【高齢者が自分で健康を考える仕掛け作りが必要】

マスター:国際保健をやって病気が少なくなって、結果として人口はどんどん増えてくるし、みたいな話もあるわけですよね。
それで、そのことが結果として例えば目先のって言い方変ですけれども、良かれと思ってやっていることが積み重なってきて、全体としてどうなんだろうという、そういう見え方をしてくる時代になってきている。

だから、高齢化って結果としてそういうふうになってきているんだけど、そのことを超えてかなきゃいけないという言い方は変ですけれども。何て言ったらいいのかな。

藤沢:マスターのおっしゃってることってすごい深い問いで、良かれと思って人のためになることをしていくんだけれども、結局、してもらってる人自身がやっぱりしてもらってることを意識し、そして自分の力でどうやって健康に豊かに生きていくかということにコンシャスになるというか、よく自分のこととして考えるようにならないと。
結局、周りがどんなに助けても本人が意識を変えていかないと、結局良かれと思ってやったことがマイナスに働くというか。それはわざとやってるんじゃなくて、たぶん教育とか知識とかがなくてそうなっているというのもあるんだと思うんですよね。
生き物って基本的に怠惰だと思うんです。

マスター:なるほど。

藤沢:タンザニアのサファリに行った時のはなしなんですが、サファリの真ん中にすごい道路が通ったんですね。
その道路を通った時に「交通事故でシマウマとか死んじゃうんですよ」とおっしゃってて、ああそうなんですかと言いながらサファリを見ていると、ライオンが一生懸命シマウマを追っかけていて、「ライオンとかもシマウマを追っかけて大変ですね食べるのに」と言ったら、「いや最近ああいう走るラインは珍しいんですよ」って。

高速道路の脇でみんな待機してて、轢かれる動物を待っている。
待ってたほうが走らないで獲物を捕れるので走るライオンは減ったんですって。

生き物というのはみんな怠惰なんだと、楽できるんだったら楽しようと思うんだ、だから人間だけじゃないんだなって。

遺伝子に組み込まれている。なので周りがどんどんその人たちのためと思って安全地帯を作ると遺伝子がじゃああまり努力しなくていいかなってなるのかなぁって。

マスター:なるほどね。ライオンも生活習慣病になりそうですね。

藤沢:これからはサファリの動物もNCDsですか、可能性があるんじゃないかぐらい。

マスター:それは面白いな。

藤沢:そう考えるとずっと自分が元気でいるために何をしなきゃいけないか、一人一人の本人が考えるようなきっかけ作り、また環境作りというのがすごく大事になってくるのかなと。

マスター:先ほど、ホープソープという石鹸のお話をお聞きして、それは南アフリカで子供たちに石鹸で手を洗ってほしいと、石鹸を透明にして中におもちゃを入れて、洗っていくとだんだんこれが減ってきておもちゃが出てくる。
結果として手はよく洗うようになるということで感染症が減るというアプローチをしているというふうに聞いたんです。

それは要するに、手を洗うという行為そのものに熱心になるというよりは、もしかするとおもちゃを得たいということに熱心にはなるあまり、結果として手を洗う。
ゲーミフィケーションみたいな考え方ですよね。だから、怠惰もそうかもしれないけれども、たぶん楽しげなことには一生懸命になる。
だから、もしかしたらライオンも楽しげな狩りだったら走るかもしれない、わからないけど。


藤沢
:確かにそうですよね。それもあるかもしれない。
そういう意味じゃ高齢社会で高齢者の人たちが楽しいと思えるようなゲーミフィケーションだったり、環境作りだったり、システム作りしないと、恐怖を語って、そのままいくと成人病になるから運動しなければいけませんとか言われると、何かそれで人は動かない気がしますよね。

あとは「高齢者」という言葉もたぶん変えたほうがいい気がして。
私ね、実は50歳になったんですよ。そうしたら映画館に行くとシニア割というのがあって。

何か言葉でも「あなたは必要です」って言われているような感じがすごく必要じゃないか。
だんだん自分事になってきてどうしようって思ってるんですけど。

マスター:よくわかりますね、その感じ。

藤沢:言葉の使い方、ネーミング、それからおっしゃるように楽しいと思えるような仕掛け。役割がある感じ。誰かのためになっているっていう感じ。
そういうのをいろいろなところで考えれば。
これからの時代って、たぶんいろんな人が一緒に楽しめる仕掛けっていろんな人が考え始めてると思うんで、大募集したいですよね。

マスター:大募集しますかね。

藤沢:大募集したら、またマスターからお土産もらえるかもしれないですね。

マスター:その時は準備します。

藤沢:よろしくお願いいたします。

マスター:今日はありがとうございました。

藤沢:ありがとうございました。

 
番組では、生涯現役であるためのアイデアを募集しています!
また、今後聞きたいトピックスなどもお寄せください。
ご意見をいただいた方の中から抽選で2名様にマスターからのネパールのお土産をプレゼント。
番組サイト右側のメール送信フォームに
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②お名前
③電話番号
④生涯現役であるためのアイデア、または今後聞きたいトピックス
をご記入の上、ご応募ください。

締め切りは12月31日です。
当選発表は、プレゼントの発送をもってかえさせていただきます。

 

第26回「途上国の高齢化を考える」放送時間のご案内 [お知らせ]

2017.11/17 番組スタッフ 記事URL

グローバルヘルス・カフェ、次回の放送は11月21日火曜日の17時30分~です!
テーマは「途上国の高齢化を考える」。

国際医療協力のエキスパート・明石医師がマスターを務める「グローバルヘルス・カフェ」。
前回の生活習慣病問題に続いて取り上げるのは、途上国の高齢化問題です。
医療が進み、寿命が延びるのは良いことですが、長くなった人生をどう生きるのか、
どう社会のために役立てていくのかは世界共通の課題となっています。

番組では、生涯現役であるためのアイデアを募集しています!
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締め切りは12月31日です。
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【出演】
明石 秀親(国立国際医療研究センター/医師)
藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)







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放送後にはオンデマンド・ポッドキャストでも配信いたします。
また、過去の放送分もオンデマンドでお楽しみいただけます。
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第25回「途上国の生活習慣病(NCD)について」テキストデータ版(2017.9.19放送) [放送内容テキストデータ]

2017.09/28 番組スタッフ 記事URL

※音声はこちらからお聴きいただけます。
番組をオンデマンドで聴く
聴く第25回「途上国の生活習慣病(NCD)について」(2017年9月19日放送分)


<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター)
藤沢:藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表/常連客)

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【途上国で生活習慣病が問題になっている?】

マスター:いらっしゃい、藤沢さん。いつもありがとうございます。
藤沢:こちらこそ、こんにちは。
マスター:こんにちは、いかがですか。
藤沢:いやちょっと涼しくなってきたかなと思ったら、また暑くなってという感じ。今日はちょっとすっきりするミントティーをいただこうかなって。
マスター:それはまた初めてのご注文な気がします。
どうもありがとうございます。早速作らせていただきます。

藤沢:マスターも最近またどこか行ってこられたって。
マスター:そうなんですよ。ヨルダンに行ってきたので、お土産を持ってきました。
藤沢:すごいかわいい。これ何ですか。お財布?
マスター:そうですね。お財布ですね。
藤沢:コインケースって書いてある。しかもすごい手作り感があって、でもヨルダンの民族感もあって。
マスター:これね、女性のエンパワメントの助けになるっていうのと、ヨルダンのヘリテージ(遺跡)の保存に寄与するというので、思わず買っちゃったんです。
藤沢:女性たちが伝統的なヨルダンの模様、文化を守りながら物作りをされている。
何か雰囲気があってすてきですし、やさしい感じがしますね。
マスター:ありがとうございます。
藤沢:これ、私もとってもうれしいけれども、このカフェにいらっしゃる常連さんにプレゼントされたら喜ばれるんじゃないんですか。
マスター:じゃあそうしましょう。それはいい案です。
藤沢:お客さん殺到しちゃうかもしれない。
マスター:ありがとうございます。

藤沢:最近、私はとっても残念だったニュースがありました。
ラジオNIKKEIでもずっと番組を持っていらっしゃって、私もよく聴いていたんですけれども、聖路加国際病院の名誉院長でいらした日野原重明さんが、7月にお亡くなりになった。
いつもお声を聞くだけで元気をいただいてたので、本当に残念だなと思いました。
日野原先生は、医療の世界ではイノベーティブな方だったんですよね。
マスター:そうですよね。やはり生活習慣病っていうお名前もそうでしょうけれども、そういう考え方を導入されたということでね、素晴らしいことだと思いますね。
終末期医療にも貢献されて、たいへん見事な亡くなり方だと思います。
藤沢:そうですね。でも、この生活習慣病。成人病とかいろいろ言い方があると思いますが、私自身そういったものは遠い存在だと思っていたのに、だんだん近付いてきたのを実感しています。
高血圧とか糖尿病とかそういうものですよね。
マスター:実はこの生活習慣病。国際保健の分野では、感染症、細菌とかウイルスにかかる感染症に対して、非感染性疾患、Non-Communicable Diseases、NCDという言い方をするんです。
そういったカテゴリーとして、今、世界的に問題になっているんですね。
生活習慣病というと何となくそれは先進国の病気と捉えがちですが、今はいわゆる途上国といわれてる国々でもそれが問題になってきているというのが事実です。

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第25回「途上国の生活習慣病(NCD)について」放送時間のご案内 [お知らせ]

2017.09/11 番組スタッフ 記事URL

グローバルヘルス・カフェ、次回の放送は9月19日火曜日の17時30分~です!
テーマは「途上国の生活習慣病(NCD)について」。

国際医療協力のエキスパート・明石医師がマスターを務める「グローバルヘルス・カフェ」。

先進国はもちろんのこと、実は途上国でも生活習慣病が増えています。
母子保健や感染症の問題が解決する前に、
富裕な層で生活習慣病の問題が浮上する状態「ダブルバーデン」が起きているのです。
途上国の生活習慣病について、マスターと藤沢さんにお話いただきます。


【出演】
明石 秀親(国立国際医療研究センター/医師)
藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)






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締め切りは10月31日です。
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第24回「遠隔医療で活かされるテクノロジー」テキストデータ版(2017.6.20放送) [放送内容テキストデータ]

2017.06/21 番組スタッフ 記事URL

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聴く第24回「遠隔医療で活かされるテクノロジー」(2017年6月20日放送分)


<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター)
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【新興国・途上国の医療事情】

マスター:藤沢さん、いらっしゃいませ。今日は雨だったから大変ですよね。

藤沢:そうですね、でも雨がないと植物も育たないので、前向きに雨をとらえようと思っているんです。

マスターは最近、サウジアラビアに行かれたそうで。

マスター:これはお土産のデーツっていうんですけれども、どうぞお食べください。お客様に差し上げています。

藤沢:ありがとうございます。デーツを食べるなら・・・マスター、サウジコーヒーをぜひ今日はお願いします。

サウジっていうと新興国と呼ばれる、途上国の次の、成長している国ですよね。
そういう新興国とか、アフリカなど途上国の医療の現場って、どんな感じなんですか?

マスター:そうですね。サウジはもう進んでいますね、日本以上のところもあるし。
一方、途上国といわれているところは、地方に行けば行くほど医療従事者がいない。
全体として医療従事者がいない場合もあるし、配置が・・・地方に行きたがらないところもあります。

薬も入ってこない場合もあるし、入ってきてもすぐに使い切っちゃって、あとは欠品ということもありますし、それこそ電気・水道も含めて、検査ができるのか、診断・治療ができるのかということもありますね。
それから、道路が悪いとか、そもそもないということですと、中央からそこに行くのも大変だし、住民の人たちがそこに行くのも大変ということもあります。

藤沢:医療にアクセスができないという国々に対して、医療協力をする。
それが国立国際医療研究センターのお仕事でもあると思います。そのお仕事の中で、前回もすごくマスターと盛り上がったのがITの話で、ITって、途上国などの医療のサービスに使えると思うんですけれども。

マスター:ITがそんなに発達していなくて、例えば医療施設に来られないという場合。

医療施設そのものが、もっと住民の近くにあればよいわけで、作ればいいんでしょうけれども、先ほどお話したように、人がいない、物がないというときに別の解決策としてあり得るのは、アウトリーチといって医療施設からチームを出して、住民のところに行く。

往診の場合、頼まれたから行くということですが、最初からプランしてまわりましょう、とかね。

藤沢:巡回サービス?

マスター:そうですね。あとは巡回で、中央から地方の医療施設に行く場合もある。
モバイルチームみたいなね。例えばザンビアではエイズのチームを派遣しましょう、といったスペシャルなチームを派遣する場合もあります。
それはかなり「人界戦術」・・・という言い方は変かもしまれませんが。

藤沢:そうですよね、人がわざわざ車で行くという。ITはあまりいらない。

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第24回「遠隔医療で活かされるテクノロジー」放送時間のご案内 [お知らせ]

2017.06/16 番組スタッフ 記事URL

グローバルヘルス・カフェ、次回の放送は6月20日火曜日の17時30分~です!
テーマは「遠隔医療で活かされるテクノロジー」。

国際医療協力のエキスパート・明石医師がマスターを務める「グローバルヘルス・カフェ」。

日本でも、そして世界でも注目される遠隔医療。医師と患者さんをつなぐだけではなく、
日本の医師から途上国の医師への研修にも使われています。
日本のテクノロジーを、世界のニーズに応えて生かす方法について、
藤沢さんとマスターにお話いただきます。

【出演】
明石 秀親(国立国際医療研究センター/医師)
藤沢 久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)





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