日本証券業協会は「証券投資の日」の10月4日に午前、午後それぞれイベントを開催した。まず午前は日本証券業協会、日本取引所グループ、投資信託協会の三団体共催で「証券投資の日」トークイベントを開催した。

イベントの開会挨拶で、日本証券業協会 会長の森田敏夫氏は「今年の証券投資の日を迎えるにあたり、大きな変化の胎動を感じている。日経平均株価はこのところ調整気味だが、一時33年振りの高値となるなど、長年のデフレ基調にも変化の兆しが見える。また若者中心にNISAの口座数も大きく伸びていて、"貯蓄から投資へ"の流れへの変化の確かな足音が聞こえる。来年から始まる新NISA制度について、今感じているこの大きな胎動を本格的な大きな流れにする力を秘めていると感じている」と述べた。

その他、井林辰憲氏（内閣府副大臣）、山道裕己氏（日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO）、松下浩一氏（投資信託協会 会長）そして日証協の広報キャラクターを務めるタレントの丸山礼さんが加わってのトークセッション＆クイズなどが展開された。

（左から山道氏、丸山氏、井林氏、森田氏、松下氏）

また午後は、東京・木場にある深川ギャザリアに東京地区に本社を置く日証協会員証券会社の会長、社長が一堂に会し、買い物客など道行く人たちに「証券投資の日」グッズを配布。なお上記両会場でお披露目されたキッチンカー「とうしくんの投資カフェ」は10月9日まで、大手町や原宿など都内を巡回し証券業界全体で「証券投資の日」期間を盛り上げる。