「METAが決算発表→時間外取引で15%下落」
「日本株下落、マイクロソフト、アップル、アルファベットの決算発表を待つ」
4月25日の日本株は下げました。米国時間24日の通常取引終了後に決算を発表したMETAの株価が時間外取引で15%下落しました。METAの株価急落の連想から、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(GOOG)など、主力のAI関連企業の株価も時間外取引で下げています。
「25日の米国市場ではIT関連株に売りが優勢になる」との警戒感から、日本株も売られました。テスラの時間外取引13%高を受けて、日経平均が900円高となった24日とは正反対の動きですね。
3か月の決算成果によって、本質的な企業価値が大きく変動するというのはレアケースでしょう。しかし、個別企業の決算内容に対して、株価の反応は敏感です。短期的な株価変動で利益を狙う資金が大量に存在しているのでしょう。日経平均の変動幅が引き続き大きくなる可能性はあります。
米国時間25日には、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(GOOG)が決算発表を予定しています。
この3社の合計時価総額は約6兆9000億ドルです。1ドル155円時代ならば、3社合計の時価総額は約1060兆円です。プライム市場全体の時価総額よりも10%強多い水準です。この規模の企業の時価総額が3か月の決算成果を受けて急変動してしまいます。世界の富は極めて不安定な土壌に立っているのですね。
4月25日午後3時10分記