「GMが上方修正、株価４．３％上昇」

「GEは８．２％上昇、５２週高値更新」

「テスラが決算発表、時間外取引で急騰」

４月２３日の米国株は上げました。上昇率は、NYダウが約０．７％、ナスダック指数は約１．６％でした。

決算を発表した自動車メーカーのGM（ゼネラルモーターズ）が４．３％上昇して５２週高値に接近しました。航空機器メーカーのGE（ゼネラルエレクトリック）も決算内容を好感して８．２％の大幅高となり、５２週高値を更新しました。米国株式市場は、全体的に決算を好感する展開になりました。

GMの１－３月期は１株利益が５１％の増益となりました。２４年１２月期の見通しも上方修正されました。

GMの1－3月期

売上高430億ドル（＋7.5％）

純利益29.8億ドル（＋24％）

1株利益2.56ドル（＋51％）

GMの２４年１２月期見通し

純利益101～115億ドル（従来計画98～112億ドル）

1株利益8.94～9.94ドル（8.50～9.50ドル）

自動車産業の好業績が確認されました。GMの２３日終値は４５．１０ドルでした。予想１株利益の上限１０ドル安から見ると、低いPERです。

GEの株価も急騰です。GE株には、「GEエアロスペース」という航空機器メーカーの決算内容が反映されます。

GEエアロスペースの1－3月期

受注高  110億ドル（＋34％）

売上高   81億ドル（＋15％）

営業利益 15億ドル（＋24％）

航空機受注の好調が確認されました。

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テスラが２３日発表した１－３月期決算は、売上高が前年同期比９％減少の２１３億ドル、純利益は４８％減少の１５億ドルとなりました。日本時間午前６時現在、テスラの株価は約９％上昇しています。新型車の生産前倒しが株価上昇要因になったとの報道が主ですが、新規の売り材料が出尽くしたことによる株高と考えられます。

２３日の米国市場においては、決算内容を買い材料として活用するケースが目立ちました。自動車や航空機器関連業界の好決算は、日本企業の業績を予想する上でも参考になります。

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ニデック（６５９４）は２３日、２４年３月期決算を発表しました。２５年３月期について、売上高２兆４０００億円（前期比＋２．２％）、営業利益２３００億円（同＋４１％）の見通しを公表しました。

今年度の売上高計画値は、上半期１兆１４００億円、下半期１兆２６００億円です。営業利益は上半期１０００億円、下半期１３００億円です。下半期において収益が向上する計画を立てています。

シマノは２３日、２４年１２月期１－３月期決算を発表しました。今１２月期の営業利益について、従来計画の５３０億円に対して５６８憶円に上方修正しました。会社側では「中国市場でロードバイク人気が継続し、４－６月期に計画していた販売の一部前倒しによる増収効果」等の要因を挙げています。

４月２４日午前６時記