「半導体関連株続落、NVDA10%安、スーパーマイクロは23%安」
「アメリカンエクスプレスは6%上昇」
「JPモルガン2.5%上昇、バリュー株優位に」
4月19日の米国市場では、ナスダック指数が2%下落しました。引き続き半導体関連株が下げています。
NVDA 762.00ドル(-84.71ドル、-10.00%)
AMD 146.64ドル(-8.44ドル、-5.44%)
アームHD 87.19ドル(-17.73ドル、-16.90%)
マイクロン106.77ドル(-5.16ドル、-4.61%)
ASML 859.54ドル(-29.49ドル、-3.32%)
AMAT 189.77ドル(-4.55ドル、-2.34%)
ここまで大幅上昇してきた生成AI関連株が大幅安です。データセンター向けサーバーの成長期待で株価水準が大きく変わったスーパーマイクロコンピュータ(SMCI)は23%の急落です。
SMCI 713.65ドル(-214.83ドル、-23.14%)
SMCIの株価は、1年前の安値93ドルに対して3月8日には1229ドルまで上昇してきました。1年間で株価が13倍になり、その後、1カ月あまりで4割強の下落です。SMCIの株価を直視すれば、今の株安は「投機相場の反動」と位置付けるのが適切でしょう。
一方で、19日のNYダウは0.5%上昇しました。決算を発表したアメリカン・エクスプレス(AXP)が6%上昇しました。JPモルガンも2.5%上昇です。
AXPの19日取引時間中の高値は231.60ドルです。3月21日の52週高値231.69ドルとほぼ同じです。
AXPのⅠ-3月期の1株利益は3.33ドル(前年同期比+39%)となりました。AXPは24年12月期の1株利益を12.65ドル~13.15ドルと計画しています。仮に13ドルとすると、予想PERは17倍台です。バリュー株に属するのでしょう。
バリュー株の代表であるJPモルガンも上昇しています。極めて高いPERまで買われた生成AI関連株のPER調整が続く一方、バリュー株が底堅さを増しています。来週の東京株式市場の動きを考える上で参考になります。
日経平均先物夜間取引の終値(20日午前6時)は37100円、通常取引終値と同じでした。
4月20日午前6時記