「米国で半導体関連株下落、ナスダック指数１．１％下落」

「ASMLの１－３月期受注高、１０－１２月期比６割減」

「NVDA３％安、AMD５％安」

「原油価格下落・金利低下」

４月１７日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが０．１％、ナスダック指数は１．１％でした。原油価格が３％下落しました。米国１０年債利回りは０．０８％P低い４．５７％台まで低下しました。株安・債券高（金利低下）・原油安です。

半導体製造装置メーカーASMLが１７日発表した１－３月期の受注高は３６億ユーロとなりました。過去最高となった１０－１２月期の９２億ユーロに対して約４割の水準にとどまりました。ASMLの株価は下げました。

ASMLの株価（17日米国市場）

907.61ドル（－69.31ドル、－7.09%)

ASMLの株価下落を受けて、半導体関連株全般が下げました。

NVDA       840.35ドル（-33.80ドル、-3.87%)

AMD         154.02ドル（-9.44ドル、-5.78%)

TSMC       139.03ドル（-0.77ドル、-0.55%)

インテル      35.68ドル（-0.58ドル、-1.60%)

マイクロン 116.33ドル（-5.44ドル、-4.47%)

アームHD   107.56ドル（-14.66ドル、-11.99%)

AMAT       199.89ドル（-9.59ドル、-4.58%)

昨日午後に掲載したASMLの四半期受注推移を再掲します。

ASMLの受注推移（単位　億ユーロ）

22年

10－12　63

23年

1－3　　37

4－6　　45

7－9　　26

10－12　92

24年

1－3月　36

ASMLの半導体露光装置の受注金額は１台あたりの金額が５０００万～８０００万ユーロと試算されます。1台当たりの金額が大きいので、四半期毎の受注金額が振れるのは避けられないと考えられます。しかし、目の前に提供されたデータを目いっぱい材料として活用するのが株式市場です。ASMLの受注減少は、格好のトレーディング材料となりました。

東京市場では、既に１７日の段階でASMLの受注減少は認識しています。レーザーテックなどは１７日の東京市場で７．８％も下げていました。

４月１８日午前５時４０分記