「来週は16日発表の中国経済指標に注目」
「商品相場関連株上昇続くか?利益確定売り膨らむか?」
4月12日の日本株は上昇しました。今週1週間における日経平均の上下幅は約700円です。今週の日本株については、基本的に売り買い交錯で持ち合い、個別物色中心の展開になったと受け止めています。
来週は、16日火曜日に発表される中国の主要経済指標に注目しています。中国については、景気の底入れから回復の展開が意識されています。「中国における家電等の販売促進策」の報道もありました。
今週は、住友金属鉱山などの非鉄株が上昇しました。銅市況の上昇を受けて、非鉄株が買われてます。銅市況の上昇は、中国の景気回復を意識したものでしょう。
16日発表の中国主要経済指標が物足りない内容になると、先物市場に売りが先行し、銅市況を支えに買われてきた商品相場関連株に利益確定売りが膨らむ可能性があります。
今週の株式市場には、銅市況上昇→商品相場関連株上昇の一面があります。中国経済の回復期待が銘柄選択の流れに大きなアクセントを加えていました。その観点で、来週の中国経済指標の内容が注目されます。工業生産高と小売売上高の推移を以下に記載しておきます。
中国の経済指標の推移
工業生産高
10月 +4.6%
11月 +6.6%
12月 +6.8%
1月~2月+7.0%
小売売上高
10月 4兆3333億人民元(+7.6%)
11月 4兆2505億人民元(+10.1%)
12月 4兆3550億人民元(+7.4%)
1~2月 8兆1307億人民元(+5.5%)
4月12日午後3時10分記