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「米国株下落、原油価格上昇につれて下げる」

「信託銀行の1-3月期の日本株売り越しは4兆1760億円」

 

 

4月4日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが1.3%、ナスダック指数が1.4%でした。前半は株高でしたが、米国時間午後2時頃から原油価格が上昇し、それに合わせて株価は下げに転じました。原油価格は一時、87ドル台に上昇しました。

 

 

FRB高官の発言が、市場参加者の利下げ期待を後退させたとの見方もあります。しかし、FED WATCHによると、6月FOMCにおける利下げ確率6割には大きな変化は見られていません。

 

 

就職・採用関連企業のチャレンジャー社は4日、3月の米国企業の人員削減計画を発表しました。3月は90309人となり、2月に対して6.7%増えました。1-3月における人員削減数は257254人となりました。昨年は年間721677人、月間平均6万人強でした。

 

 

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東証は4日、3月第4週の投資部門別売買状況を発表しました。信託銀行の大幅な売り越しが続きました。信託銀行は買い4540億円に対して売りは1兆円強となり、差し引き5555億円の売り越しとなりました。

 

 

3月月間における信託銀行の売り越し金額は1兆9804億円(買い1兆4700億円・売り3兆4500億円)となりました。信託銀行は2月月間でも1兆4780億円の売り越しでした。1月月間では7085億円の売り越しでした。

 

 

1-3月期における信託銀行の売り越し金額は累計4兆1760億円となりました。年金資金が信託銀行を通じて日本株を売却していると見られています。日本株上昇に伴い、ポートフォリオの予定構成率を大きく上回った日本株を売却して比率を低くしていると考えられています。

 

 

4月5日午前5時20分記

 

 

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