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「米国株高―――新規公開株の人気が話題」

「東京市場では3月期決算企業の権利落ち―――3か月前のブリヂストン、JTの動きは?」

 

 

 

3月27日の米国株は上げました。上昇率は、NYダウが1.2%、ナスダック指数は0.5%でした。

 

 

新規上場株の激しい値動きが話題です。トランプ前大統領が大株主であるトランプメディア(DJT)の人気は日本でも大きく報じられていますね。SPAC(特別買収目的会社)との合併による上場です。22日に36ドル台だった株価は27日、71ドル台まで上昇しました。一方で、ソーシャルニュースサイトのレディット(RDDT)は、22日の46ドルに対して26日は74ドル台まで上昇、27日は11%下落しました。

 

 

              ☆

 

 

東京株式市場では28日、3月期決算銘柄の権利落ちとなります。権利が落ちると、短期的に株価は下がることがあります。27日に購入して28日に売却すれば配当金が得られますので、権利落ち日には買う投資家よりも売る投資家が優勢になるとの発想です。

 

 

3か月前の12月本決算企業の権利落ち後の株価動向を見てみましょう。以下にブリヂストンとJTの株価動向を時系列で示します。

 

 

ブリヂストンの12月末権利落ち後の株価動向

12月285825円(-115円)              

12月295840円(+15円)               

1月4日5895円(+55円)

1月5日5913円(+18円)

1月9日5928円(+15円)

1月106009円(+81円)

1月116100円(+91円)

 

 

JTの12月末権利落ち後の株価動向

12月283612円(-107円)              

12月293645円(+33円)               

1月4日3709円(+64円)

1月5日3757円(+48円)

1月9日3758円(+1円)

1月103800円(+42円)

1月113795円(-5円)

 

 

年明けの日本株が急上昇したこともあって、ブリヂストン、JTとも権利落ち直後の下げ局面が絶好の買い場となりました。

 

 

ただ、当時と比べると、日経平均は2割も上昇していますので、配当権利落ちを契機とした利益確定売りが膨らむ可能性は高くなります。一方で、下落を待ち構えている投資家も多数存在しているでしょう。興味深い1日になりそうです。

 

3月28日午前5時20分記

 

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