「NVDA、インテル等半導体関連株上昇」
「ビットコイン大幅高」
「テスラ7%安・電気自動車関連株が下げる」
3月4日の米国株式市場は軟調な展開となりました。NYダウは0.2%下落、ナスダック指数は0.4%の下落率です。
個別株物色中心の展開でした。半導体関連株は買われました。NVDAは一時54ドル高の876ドルまで上昇しました。インテル、TSMCも3-4%の上昇率です。サーバー供給企業として株価が大化けしたスーパーマイクロコンピューター(SMCI)は約19%の急騰です。SMCIは、S&P500種への採用を受けて人気増幅です。
ビットコインが大幅高です。約7%上昇し、67000ドル台での取引です。高値は21年11月の約69000ドルです。ビットコイン関連株も買われました。仮想通貨取引所運営のコインベース(COIN)は11%高です。
一方で、テスラは約7%下げました。中国における電気自動車販売の不調が報道されて売られました。リビアン、NIO、LIオートなど電気自動車メーカーの株価が総じて下げました。
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今週は重要な雇用指標が発表されます。JOLT(求人、採用など雇用動態調査)、雇用統計の重要データを以下に時系列で掲載します。
JOLTS求人件数の推移(単位1000人)
4月 10320
5月 9616
6月 9165
7月 8920
8月 9497
9月 9350
10月 8852
11月 8925
12月 9026
1月 ?
米国雇用統計の推移
非農雇増加数 失業率
9月 262000人 3.78%
10月105000人 3.84%
11月182000人 3.72%
12月333000人 3.74%
1月 353000人 3.66%
2月 ?
民間企業全産業の平均時給の推移(ドル)
9月 33.91(+4.24%)
10月34.01(+4.51%)
11月34.10(+4.28%)
12月34.23(+4.26%)
1月34.36(+4.31%)
2月 ?
1か月前に発表された1月雇用統計の好調な内容は、今年の利下げ期待後退につながった経緯があります。
3月5日午前6時20分記